第2話


「いらっしゃい」


「にゃー」


此処は時空と時空を管理する場所。


要するに異世界召喚の際の玄関みたいなところ。


そこの管理人をしているのは。管理者である私の役目だ。


今日のお客様は可愛い猫らしい。


キョロキョロ辺りを見渡して満足したのかその場にチョコンと座っている。


「そのまま行ったらすぐに死んでしまいそうだね。」


猫の額に手を置く。


「はい。スキルをあげたよ。じゃあいってらっしゃい」


「にゃー」


食べたぶんだけ強くなれるスキルを授けて猫を新しい世界へと見送った。

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