俺が自殺しようとしていた女の子を助けて同棲を始めるとなにかがおかしくなりました。

猫と犬が好き

第1話

俺は高校の頃からラブコメや異世界ものの小説を書いてサイトにアップロードしていた。


ちなみに投稿する時の名前は久司久司くじくじである。


下の名前をくっつけただけである。


そして高校三年生の時に面白半分で自分の書いた小説をあるサイトの大会に応募した。


時は経ち結果発表の日、俺は「まあ、選ばれてるわけないよな」と思いながらサイトを開き、自分のアカウントにログインする。


するとメッセージが1件来ていた。


見てみると”久司久司様。この度はおめでとうございます。あなたの作品は最優秀賞に選ばれました。詳しいことは下記に添付しているURLからアクセスをして熟読してください”という内容が書かれていたのでURLにアクセスする。


見てみると小説化とコミカライズ化されるらしい。


俺はあまりのうれしさに大声で「やったー!」と叫ぶ。


すると妹のゆなが部屋に入ってきて「お兄うるさい!」と殴られる。


「仕方ないだろ!俺の作品が小説化とコミカライズ化されるんだぞ!?」


「うるさい!私は人生の分岐点にいるの!静かにしてバカお兄!」


妹はそう言って俺の脚に蹴りを入れてから部屋に戻る。


妹に頭を殴られたときと脚を蹴られたときは痛かったから夢ではないようだが、確認のためもう一度見る。


そしてもう一度「やったー!」と大きな声で叫び、妹にチョークスリーパーをかけられる。


そうして俺はライトノベル作家としてデビューをした。


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