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「ああ、本当だったんだ」
彼は言いました。彼はそれを見て言いました。いえ、それを見たように言いました。
けれどそんなはずはありませんでした。だって、そこにはまだ光はできていなくて、闇しかいませんでしたから。
「じゃあ一周分だけ待ってみよう。僕の耐えられる時間だろうか」
光と闇 虫十無 @musitomu
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