「博（ひろ）くこれを學（まな）び、審（つまび）らかにこれを問（と）い、慎（つつし）んでこれを思（おも）い、明（あき）らかにこれを弁（べん）じ、篤（あつ）くこれを行（おこな）う。學（まな）ばざるあり、これを學（まな）んで能（よ）くせざれば措（お）かざるなり。問（と）わざるあり、これを問（と）うて知（し）らざれば措（お）かざるなり。思（おも）わざるあり、これを思（おも）うて得（え）ざれば措（お）かざるなり。弁（べん）ぜざるあり、これを弁（べん）じて明（あき）らかならざれば措（お）かざるなり。行（おこな）わざるあり、これを行（おこの）うて篤（あつ）からざれば措（お）かざるなり。人（ひと）一（ひと）たびこれを能（よ）くすれば己（おのれ）これを百（ひゃく）たびし、人（ひと）十（じゅっ）たびこれを能（よ）くすれば己（おのれ）これを千（せん）たびす。果（はた）してこの道（みち）を能（よ）くせば、愚（ぐ）と雖（いえど）も必（かなら）ず明（あき）らかに、柔（じゅう）と雖（いえど）も必（かな）ず強（きょう）なり。」