1月10日 社長は、「ファーストペンギン」という言葉を… (キングジム公式ツィッター担当者)

 社長は、「ファーストペンギン」という言葉を好んで使います。


 ご存知の人も多いでしょう。海中に自ら率先して飛び込むペンギンのことです。


 氷上で生活するペンギンたちの餌は、海の中。当然、天敵だらけの危険な場所でもあります。


 そこへ最初に、果敢に飛び込んだペンギンは、犠牲になる……こともありますが、誰よりもたくさんの餌を獲得することができます。企業の場合、前者の可能性よりも後者、つまり、市場を占拠できる可能性のほうがはるかに高いのです。



「打率一割でもいいからホームランを目指せ」も重要なポリシーで、当社の社風として浸透しています。


 多数にゆるやかに受け入れられる商品も大切だが、少数に強く刺さる商品を狙うのがキングジム流。企画会議で、10人中9人が反対しても、1人が高い熱量で興味を持てば「GO」が出ることもあります。


 なにを隠そう、「ポメラ」もそのひとつです。反対ムードが漂う中、「僕は欲しい」とたった一人の役員が発言したことが、決め手になったのです。


 幸い「ポメラ」は大ヒットしましたが、失敗した商品も少なからずあります。


 しかし、開発者が責められることはありません。「恐れずどんどんバットを振るべし」の精神が、社内には醸成されているからです。



『寄り添うツィッター』キングジム公式ツィッター担当者

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