1月3日 「想像力の働きはすごいものだ。…(アラン)
「想像力の働きはすごいものだ。君はもう戦う前から逃げている。自分の手の及ばないところは見ない方がいい。仕事のとほうもなさと人間の弱さを考えたなら、人は何もできない。しかたがって、まず行動し、自分のやることだけを考えるべきだ。
(中略)
小さな努力を信じて、毛虫にたいしてこちらも毛虫になって戦わねばならない。無数の原因が君の味方をしている。それがなかったら、楡の木も存在しないだろう。運命とは移り気なものだ。指先の一はじきでもって新しい世界が出来上がる。どんな小さな努力でも、それをすることで、無限の結果が生まれてくる。これらの楡の木を植えた人は、人生の短さなどをあれこれ考えたりしなかった。彼のように、自分の足もとだけをみて、行動を開始したまえ。そうすれば、楡の木を救うことになる。」
アラン『幸福論』からno.27「欲すること」岩波文庫、神谷幹夫訳から
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