風
緩やかな坂道は
いつも上り坂
香ってきた終焉
小さく手を振った
電源が切れてから
電池を探してる
空が消えてから
世界を思い出す
君を見届けて
命を投げ出した
涙はすぐ乾き
絶え間なく逆流する
緩やかに転げ落ち
もう一度登りだす
孤独でも構わない
白い雲と、風
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