中国新聞短編賞に再挑戦します

10年ぶりぐらいに、中国新聞短編賞へ再挑戦します。

以下は、そのボツ原稿。

(引用開始)

今でも夫とタンデムして、広島県内を日帰り旅行に出る。そんなあるとき、饒津神社の涙型の石碑を見て、投下地点からここまで、原爆犠牲者がどんな思いでたどり着いたのかと背筋が凍り付いた。

 わたしは想像しようとした。いまは建物やショッピングモール、百貨店などのならぶこの広島市内には、かつてまるでなにも、そう、ネズミ一匹いなかった時があったのだと。

 実感を伴わない現実だった。たった七〇年まえには、ここにあるのは、水を求めてうめく声や、苦しみもがく姿が、数多くあったのだというのに。

 広島というと、お好み焼きか、牡蠣か、宮島か、カープぐらいなものだ。原爆だけは特別で、マスコミでも関連記事や放送が、毎日のようにある。通院すると、年寄りたちが、原爆の話をする。

 (引用終わり)


  といったふうに、かつてネットで発表したようなことを

リライトして、新しい視点です、すごいでしょ、みたいな顔で

投稿するんです(笑)


10年前には、中国新聞短編賞の最終審査にとおったことがあり、

調子に乗ってあれこれ書いて投稿していましたが、

ちっとも採用されなかったので

メゲて投稿をやめてました。


しかし、過去の日記を再読したのと、

講談社のNovel Daysに投稿している

「Ingress――

日常を冒険しよう」というエッセイを再読したのとで、

わたしのやるべきテーマが決まったような気がします。


毛色の変わったエッセイはウケるんですよね。

アクセス数の多かったカクヨム日記や

Novel Daysのエッセイを見ていると、

わたしの日常よりは、

わたしの問題意識や、世の中への疑問点、

不満などがウケてる。


アクセスを取ろうと思ったら、それを中心にするべきなのでしょう。

いつだったかカクヨムで日々の事柄の順位が上がったときは、

まさしく、そんな記事が投稿されていました。


夫は認めないだろうなあ。

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