SSエッセイ その1「ドッキリダイエット」草案

創作仲間が使っているという、

ショートショートNoteというカードゲーム(3000円弱)を

夫に頼んで買ってもらいました。


このカードゲームのウリは、

さまざまな単語やシチュエーションを

ランダムに引いて、エッセイや

ショートショートが書けることです。


今回のお題は、「ドッキリダイエット」。

5分以内に書けというカードの指示通りに書いたものを

描写を入れたりして、今回

試験的に、日々の事柄に書いてみます。

ネタがないので仕方ないんです(笑)

毎日じゃないから、ゆるしてつかーさい。


「ドッキリダイエット」

その山寺へ行けば、20㎏の減量も夢じゃない。

体重80㎏、身長158㎞のぼくは、

喜んでその山寺へ行った。うっそうとした山奥の、薄寒い寺の中、ぼくは

寺の中をながめた。重々しい木製の寺はお香が焚かれ、

いかにも妖怪が出そうな雰囲気。

ちょっと歩くと、陰鬱な坊さんたちが、暗い表情で行き来している。

ぼくは、八畳間に座った。


まずは、坐禅を組めという。

正座をして目を閉じると、背中にぴとり、となにか冷たいモノが……。

ヒャッと身を縮める。

首筋にぞくぞくと、悪寒が走った。

ふりかえると、ニヤニヤと坊さんがこんにゃくを持っている。


耳元で坊さんがささやく。

「雑念をはらいなさーい」

息がくさい。触れる指先が冷たい。

辛抱して、坐禅を組み続ける。


ひととおり、修行が済んで、寺の中を掃除する。

なにか、目に見えないものが走り回っている。

気配でわかるのだ。

雑巾がフワフワと浮いた。ひょえー。


出される食事は蜂の子、イナゴばかり。ミイラ化していて気持ち悪い。

運動は山奥にあるお化け屋敷でやることになっており、そのお化け屋敷に

行く途中にも、落とし穴があったり、ワナがあったりする。


お風呂に入るとき、暖かい湯気の中で、ぼさぼさの髪の長い女が、

あばただらけの顔をこちらに向けている。

気の休まる暇がない。

とうとうストレスで20㎏減量した。


ということで、SSnoteの話題、また出すかもね。

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