コロナ闘病記(03)
同じ病気で悩んでいる二十~三十代の女性二、三人が廊下をちらほら歩いています。やせてるし、男がひとりもいない! みんな普段着。トレーナーとパンツにマスク姿。パジャマを着てるのはわたしと夫ぐらいなもんだ。
部屋は七畳ぐらいのツインです。食事が近づくと館内アナウンス(日本語 英語 中国語 ベトナム語)。広島って国際都市じゃね~。みんな市民球場で「鈴木誠也、しばくど(なぐるぞ)!」ってどなるのに~。看護師さんも、「咳がひどいのって心配じゃね」って広島弁で話をしてくれるし。心が温まります。
晩ご飯は食べてきたので、今日の朝食がはじめてのホテル療養食。
朝食:おにぎり(昆布 梅)・がんもどき煮とひじき煮 おやつがワッフル。
朝七時半・一四時・十七時半には健康観察が行われます。体温とか血中酸素とかをはかるのね。はかったら電話で数値を話します。主に夫がそれを行いました。
持参したタブレットでアマゾン・プライムを見まくります。
『34丁目の奇跡』 サンタクロースは実在すると政府が保証するシーンは笑っちゃった。夢があって良いね。
『きっとうまくいく』サイレント・マジョリティ国インドの現実がちょっと判る。反抗しまくる優秀な生徒と馬鹿な親友二人組の友情が泣かせる。
ウィル・スミスの『素晴らしき哉、人生!』愛・時間・死を演じる役者たち。あり得ない話なんだけど、妙に説得力がある。時間はプレゼント、愛はすべてに宿り、死の向こうにはおまけがある。哲学的だが説教臭いかも。
昼食:焼きそばとフルーツポンチ
館内アナウンス 日本語 英語。中国人とベトナム人は、このビルを卒業したのだろうか。アナウンスがない。入院したのかな。いま現在は、ビル内にはいないようだ。外国で病気になるって、不安だろうな。食事だっておにぎりとかパンだし。弁当はあったかいけど、外国人の口に合うんだろうか。
夜ご飯:白身魚のあんかけ弁当。これまでのところ、食事はおいしい。ただ、お米の量が多くてつらい。
ドラマ:『大草原の小さな家』『バック・トゥ・80S』1話ずつ完見 洋ドラはちょっと疲れちゃうな。字幕ということもあるんだろう。
その夜夫39度まで発熱し、うなされつつ「君をおいて死ねない」。入院したらよかったのに? とわたしがいうと、「心配で置いて行けない」、亡き母に、キミのことは頼まれてるんだからと苦しそうな目でいうのであった。そういう死亡フラグのついた恋愛ドラマはやめてほしい。
ちなみに義母はコロナは陰性でした。濃厚接触していたのに、これは奇跡だ!
#コロナ #闘病記 #広島
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