夜光視点

第40話  10月16日 古巻くんはすごい人だと思います。

私、夜光美月は初めて本をまとめ買いしました。買ったのはこの間、1巻を読み終わった

「青○タ」です。




1巻を読んだ次の日、私は古巻くんに声をかけようとしましたがやっぱり無理でした……


……………………勇気が出なかったのです。


情けないなと思いました。もう無理なのでは、とも思ってしまいました。ですが、私は逆に思ったんです。

話しかけたとして何を話すのか、と……


「青○タ」の話ができるでは無いかとも思いました。

ですがたった1巻しか読んでいないのに話せるのだろうかとも思いました。だから私はいつか古巻くんと話せる時の為にもっと本を読もうと思いました。そのためには買わないといけません。なので夜にお父さんからお金を貰いました。



そして現在、私はお父さんからもらった一万円を使ってまとめ買いをしました。


まぁー貰ったものですし使い道は私の自由ですよね……いや、いつかちゃんと返そうと思います。なんか申し訳ないので。




家に着いたのは17時30分。30分でご飯を食べ、1時間でお風呂を済ませます。

今は19時です。明日も学校ですがまだまだ寝るまでには時間があるので早速2巻を読もうと思います。





2巻が読み終わりました。時間を見たらまだ22時です。


「1巻読むのに3時間ですか」


私はそう呟いて、この2巻の感想を心の中で考え始めました。




まず最初に思ったことは1巻とは途中から題名が違うことです。ラノベと言うのこれが普通なのでしょうか……まーこれは置いておきましょう。


次、今回は感動と言うよりは私の学校生活そのものを深く考えさせられるものでした。いや、あの時古巻くんと話した内容と私は重ねてしまいました。


2巻のヒロインは友達との関係を気にするあまり嘘を付きます。さらには、空気を読みすぎて先読みができるようになりました。私は最初こそすごく共感しました。だってそうしないと友達がいなくなるから。そう思いました。やっぱり古巻くんが好きなラノベでもこう言う子はいるではないか、とも思ってしまいました。


ですが読んでいくうちに、ヒロインが変わっていくうちに私も徐々にそれは間違いなのかと思って行きます。だってそんなことまでして守る友達や友情なんて偽物だから。それに気づいたヒロインは嘘をつくのをやめて先を読むことをやめました。その結果本当の心から友達と呼べる存在に出会います。


これこそが私の求める友達なのはわかります。

ですが、このヒロインみたいに上手いこと友達ができるわけではないのです。私は多分また友達を失います。だってあの時そうだったから。

でも、心が動かされたのも確かでした。このヒロインは勇気を出し、一歩踏み出したからこの結果を得られた。主人公の助けを借りてはいたけれどもそれでも最後は自分で選んでいました。

そして、私にとって助けを借りれる主人公とは古巻くんなのではないかと思いました。そうなると私は好きな人、古巻くんに振られることになります。それでも本当の友達ができるのであればそれでいいのではないのでしょうか。その友達が私を支えてくれるから。

それがもしかしたら振られた相手となるかもしれないですけど……






そこで私は自分が深い思考に陥っていることに気がつきました。時間も22時30分となっていました。



私は思うのです。前ならこんなことすら考えなかった、と。


改めてこのラノベと言う本が及ぼす影響に私はびっくりしました。


それに加えて、改めてこのようなラノベを私に教えてくれた、


   古巻くんはすごい人だと思います。

___________________________________________

40話読んで頂きありがとうございます。


夜ちゃんの話は他の2人よりも長めに書きたいなと思っているのですが、どうしても短く内容が濃いものができてしまうんですよね。だから今回は文字数少なめです。ご了承ください。


夜ちゃんには夜ちゃんなりに日々成長しています。いつかは望む未来になってほしいですね。


沢山のコメント、応援などありがとうございます。レビューにコメントしてくれてもいいのですよーー笑冗談です。


今回もコメント等お待ちしておりますのでよろしくお願いします。


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生意気なことを言いました。

深夜テンションです!


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