第13話
今回の無茶振りのようにエミーは、たまにSっ気を出してくる。
普段と全く違う顔を覗かすからギャップにやられてしまいそうになる。
モノマネ終え、エミーとコラボ枠で会話を楽しんだ。
エミーとコメント以外での手段で会話したのは初めてだった。
コラボ枠は通話している状態と同じだが、違うのはリスナーにも聞こえていて言葉を選んでしゃべらなければならない。
案の定、いつもより遥かにコメントの流れは遅かった。
だから、俺は5分程で「おじゃましました」って落ちた。
5分という時間が長かったか短かったかで言えば、無茶振りや緊張感もありあっという間だったが、エミーを意識するには十分の時間だった。
俺はエミーと個通(個人通話)したいと思った。
この感情が恋愛なのか会話をしたいだけなのかは、まだハッキリしてなかった。
なぜなら、いまだにエミーのことを0に近いぐらい何も知らないからだ。
ただ、このコラボを境に俺の感情が少しづつ変わりはじめるのだった。
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