幼少期編

幕間:知識の整理

「僕は……あ、そうか。転生……したのか。でもなんかおかしい……

 な……るほど。体がない。多分魂だけ、とかいう感じなのか。

 身動きもほとんどとれないな」


 周りを見渡せば、まるでよく見る宇宙のような場所だった。


「うわぁ……綺麗だ……こんな綺麗で壮大な景色は見たことがない……」


 ゆっくり進んでいる方向を見れば、ものすごく遠くに光ってる何かが見える。

 まるで星のようだった。

 周りにも同じようなものがある。

 これが異世界への扉? とかなのだろう。


「つまりここは輪廻の輪、みたいな場所なんだろうな」


 宇宙に漂う岩石のようなものも各地に見える。

 全てそれは星のような場所に向かっている。

 目を凝らすと人や動物もいる。

 あれは転生する生物たちなのだろう。

 全員全く動いていない。

 僕だけは起きているようだ。












 暇だ。

 転生する世界も遠いのであいつに与えられた知識の整理でもしていこう。






 この世界に名前はない。

 宇宙の存在を知らないから。

 自分たちの世界の外は神々の楽園だ

 ということになっている。

 しかしそう知っているのは教会の司祭以上や、

 学のある者、研究者たちだけで、平民などは知る由もない。

 そしてこの世界は、

 5つの大陸から成り立っており、

 世界地図で見ると、

 真ん中(太平洋)の大陸が中央大陸。

 転生先のユニティ魔導帝国のある大陸で、

 中央大陸の7割が帝国だ。

 残り1割は魔大陸(アフリカ大陸)の方角の海に面しており、

 防衛を任されている、ガーディア王国がある。

 2割は北アメリカ大陸と南アメリカ大陸の方角であり、

 商業が盛んな

 アルファナス王国がある。

 中央大陸はアフリカ大陸くらいある。

 ガーディアとアルファナスはユニティの属国。

 次に北アメリカ大陸と同じような場所の

 プロヴィナル大陸。

 ここではいくつもの国家が存在し、

 時々戦争も起こったりする。

 アルファナスにとってはありがたい場所。

 次に南アメリカ大陸と同じような場所の

 ディスコニー大陸

 ここは熱帯地域。

 赤道は存在するので同じような感じ。

 歴史で色々あった結果砂漠の大陸となった。

 国家は3つ存在し、

 一番大きく、中央に存在するのが

 トワイネイジア皇国。

 結構平和である。

 砂漠ではあるが、

 トワイネイジア自体がオアシスにあるみたいな感じで、

 わりかし水はある。

 熱帯雨林も存在する。

 次に、アルファナスの方角にある

 ノーマレイン王国。

 アルファナスとは結構商業で繋がりが深い。

 珍しく平和なの国家。

 ディスコニー大陸の南と南東の方角にあるのは

 弱小国家なカタスティック公国。

 ゴミ貴族が支配するゴミ国家。

 腐敗した国。

 魔族の技術で草原地帯となっていている。

 わりかし豊か。

 どこも外交関係持ってくれないので地産地消してる。

 鎖国状態。

 絶対滅ぶとしか言われてない。

 そして、

 オーストラリアから南極らへんまでと同じ場所にある

 勇者大陸。

 ブレイトシス皇国、

 ここは世界で勇者が生まれる唯一の場所。

 勇者大陸はブレイトシス皇国が統一支配している。

 神代の世界で勇者がここで生まれ、死した後に神となり、

 ルールをそう書き換えたから勇者が生まれるようになった。

 世間では「神代の勇者がこの地を(勇者が生まれるように)浄化(祝福とも言われている)したから」となっている。

 皇国の理由は日本と同じく神代の勇者後の神の子孫が建国したからとなる。

 最後に、ヨーロッパ辺りからアフリカ大陸までを含めて、

 魔大陸となる。

 普段は魔族の地であり、不毛の地となっている。

 勇者と同じ時期に魔王が生まれる。

 普段魔族を統治するのは魔族王。

 魔族は人間が猿から進化したように魔物から進化したもの。

 なので魔物の特徴を持っている。

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