第32話 凸待ち終了と1通のメール

凸待ち終了の時間となった

「時間なので凸待ちは終了です! 

まさか4人も来てくれるなんて思わなかったから嬉しい! みんなは楽しめたかな?」

リスナー達に問いかけるとすぐに返事が来る

面白かった! てぇてぇ出来たよ!

またこんな凸待ちやって欲しい!

みんな楽しめたみたいで良かった

「今回はチャンネル登録者数50万人突破記念として凸待ちやってみたけど難しいね… もし次やる機会があったら凸に来てくれる人を8人くらいを目指したい! 今後は他のVtuberさんと仲良くなりたいからコラボに誘いたいな」

その発言にリスナー達は喜んでくれる

「今日はみんな凸待ちに付き合ってくれてありがとう! 凸してくださったみなさんもありがとうございました! Vtuberのタルルこと立花ルルでした!バイバイ!」

終わりの挨拶をして枠を閉じる

凸してくれた人たちに感謝のチャットを送りスマホのホーム画面に戻ると

メールが1通届いていた

メールの見出しには 初めまして と書いてある

何だろうと思いメールを開いた

メールの内容はこんな感じだ

初めまして、私はVライバーの支配人をしています柴田薫子と申します

この度はチャンネル登録者数が50万人突破おめでとうございます

是非とも1度会ってお話がしたいのですがご都合が良い日はございますでしょうか、連絡先を貼り付けておきますので連絡してくれるのをお待ちしております

これはスカウトか?

俺は部屋を出て雫姉の部屋に向かう

雫姉の部屋の扉をノックする

「どうぞ入って〜」

雫姉の許可が降りたので部屋に入らせてもらう

「凸待ちおつかれー 4人も来てもらえて良かったね!」

「うん、ありがとう 雫姉、これがさっき送られてきてさ」

雫姉にメールを見せる

「なるほどね、チャンネル登録者数50万人を超えたソロのVtuberは欲しいだろうね組織としては」

やっぱりスカウトみたいだ

「瑠夏はどうしたいの? 組織に入れば色々とやりやすくなるよ」

「いや、俺って男じゃん 多分この人はタルルの中の人は女だと思って勧誘してると思うんだよね」

「んー、まあ支配人さんと話してみればいいと思う! 私、その人知ってるから一緒に行ってあげるから 明日は大学は?」

「明日は1限目受けるだけ」

「じゃあ1限目終わったら連絡して!合流してVライバーに乗り込むよ!」

「マジ?」

「マジマジ!電話は私がしとくから!」

強引な雫姉によって翌日にVライバーの本拠地に乗り込むことが決まった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る