250 夜の変化

 こんにちは。


 まだまだ夏は続くと思いますが、今年の夏はなんか変でした。

 私はクーラーが嫌いで、クーラーを付けて寝ると体が怠くてその日一日が使い物になりません。夏は体が汗をかきたがっているもの。夜がダメなら昼間に汗をかけるならいいのだけれど、昼は家族や訪れる場所に合わせてクーラー三昧になってしまうのだから、夜くらいは汗をかこうと、どれだけの熱帯夜でもクーラーは使わないのです。

 ちゃんと熱中症対策はしています。自分で作った保冷材を収納できる氷枕に、シーツはゴザの上に竹ひごのマット。パジャマズボンはお手製のリネン100%。汗をかいて肌を伝うのが暑苦しさの原因なので首にタオルを巻いて寝ます(あるのと無いのでは寝苦しさが違う)。そして寝る前にはコップ一杯の水。


 毎年この装備で熱帯夜をやり過ごしているのですが、例年だと、だいたい7~9月中旬、酷い年は10月くらいまで竹ひごマットのお世話になります。なのに、今年はこの竹ひごマットを使う日が極端に少なかった。

 竹と言う素材は、すっごく冷たいのです。冷える、というより凍えます。なので本気で暑い日にしか使えない装備なのですが、今年は半月ほどしか使っていてない。

 確かに「これはクーラー無しではヤバいかなぁ、クーラーが使える作業部屋で一晩だけ寝ようかな?」と考えるくらいヤバい暑さの日も二日ほど有ったのですが、結局この文章を書き終える頃には気温が下がっていて自分の部屋で寝る事が出来たし、限度を超える暑さだなと思った日が本当にその二日間くらいだったのだ。

 まぁ、私はかなり暑さに強いタイプなので、この微々たる違いは普通の人はただ暑いだけなのかもしれないですが……

 

 今年はもう8月中に竹ひごマットを外す日が多くて、9月に入ってからは一回も使っていません。なんだったら昨晩も今晩も寒い。パジャマズボンを厚手のジャージに変更している位には寒い。昼間は暑いんですけどね……不思議な夏です。いや、これが普通なのかもしれないけれど。私は経験したことが無いけれど、夏はどれだけ暑くても蚊帳の中で寝ていたというのだから。それくらいには夜に気温が下がっていたはず。

 これもなんだかんだで、コロナによる社会の在り方が変わったせいだろうか。ハワイやイタリアの海がきれいになったように、なんだか夜の空気が変わった気がしている。ただのこじ付けだろうか。


 しかしもしそうだとするなら、それも今年いっぱいだろうな。外国人観光客の受け入れを本格的に再開するみたいだし、再び観光客がジャンジャンやって来るようになるのでしょう。世の中が動くのは良い事だと思いますが、もっといろんな事を整備してほしいなぁとは思っています。……日本のお役所の方々はそこが苦手ですよね……。観光地ごとに宿泊のMaxを設定するとか、交通機関仕様の時間帯とか、早朝からバスや電車を使いたい観光客はプラスでチケットが必要とか。もうねコロナ前は通勤通学が地獄だったのですよ……バスにも電車にも乗れないという。私は逆方向だったので問題なかったですけどね。


 もうそろそろ、静かだった期間も終わってしまうのかと思うと名残惜しいですねぇ。

 

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