249 人種とか国とか
こんにちは。
台風が猛威をふるって北上してた様で。北海道の西の日本海で熱帯低気圧に変わったのだとか。
テレビを見ているとお隣の韓国でも大荒れの海岸線で、パトカーに大波が被っている映像を見て声を上げてしまいました。波に連れていかれないでホッとしましたが……あの後、あのパトカーはかなりの念入りに洗浄しないとヤバいですね(汗)
最近の宗教団体絡みで韓国の事がよく取り上げられて、向こうの状況を見聞きする事が増えていますが、日本をどう思っているかの世論調査では、好意的に思っている人が増えているのだとか。日本での調査でも増えているそうだし、世代交代やSNS、観光などによる文化の交流が徐々に人々の意識を変えているんでしょうね。
少し前にウトロ地区の放火犯の話題が関西のニュースを騒がしていましたが、全国版はどうだっんだろう。犯人がネットで得た眉唾物のウトロ地区の情報を鵜呑みにして民家に放火をしたという事件だったようです。ネットに溢れている敵意丸出しの情報をタガが外れやすい思考の人が摂取してしまうと、そうなってしまうのかもしれないですね……。情報が犯罪を誘発しているというか。
確かに長い年月不法占拠していたことは事実でしょう。でもその後の事を語られることが無い。語られたとしても、その土地に住んでみないと分からない空気や感情もあるかもしれません。それはいい方向にも悪い方向にも。でも、今も地域の一部として人が生活している事実が全てでは無いかな、と。
京都の小学校に通っていたというキャスターとコメンテーターが、京都の歴史などは事細かに習うし、差別問題や部落問題の授業も受けたけれど、ウトロ地区の事は全く習わなかったと言っていた。名前は知っていても、どこにあるのかすら知らなかったと。私も一緒だった。場所も知らなかった。昔はネットで検索なんて方法は無かったし。
タブー視をしないで、良い事も悪い事も伝え、どうするべきか考えるたり交流する事が大切だったのになぁと、大人になってから思いますが、犯人は関西の人では無いようなので……まぁ、そこの知識は埋めようがないですが。
これは差別とか偏見でなく、私が実際に経験して実感したことなのでフラットに聞いて欲しいのですが。
結局のところ人の良し悪しや品性があるとすれば、人種や国籍や生まれではなく、違いは貧富です。誤解が無いように言っておきますが、貧しくとも品性が素晴らしい方もいっぱいいるでしょう。ただ、押しなべてというか、傾向がある、という事です。
前にも書いたかもしれないですが、働いていた時に実際に顕著に感じた事です。高級住宅街の近くの店にやって来るお客さんと、そうでは無い住宅街近くのお店にやって来る客層の違いです。アジアの方も日本人もみんなそうでした。裕福であると分かるお客さんは噛みつかない。ケチをつける前提で目の前で自ら検品もしない。徳も損もしないフラットな状態で普通なのに、ケチをつけて徳をしようと必死になる事も無い。申し訳ないけれど、裕福では無い地域のアジア人の方は特に、どれだけ得をするかに固執している傾向でした。お年寄りから子供まで。でもそんな中でも裕福な在日のおばさまは、いつもニコニコで優しい常連さんだった。たくさんお買い物もしてくれたし、いつもお礼を言ってくれるし。従業員みんな大好きだった。
どういう環境で、何を学び、どういう人と付き合って、どう生きるか。それが大切なのであってどこの国がルーツであっても関係ない。日本人だって嫌な人はいっぱいいたし。
大切なのは、ナニ人であろうと富んでいる人であろうと貧乏人であろうと「だから○○人は」と言われない生き方をするしかない。日本人にもネガティブな意味合いで「だから日本人は」と言われることもあるだろう。そう言われないようにしないといけない。
歴史的な事とか、国によって正義が違うから広がり方も変わって来るだろうし、伝える側がどちらに肩入れているかでも変わってきてしまう。そして真実が複数存在する事もある。この地域では○○だったけれど、あっちの地域では××だったとか。○○を聞いた人と××を聞いた人は内容が真逆だったら、どちらも真実を聞いているのだから折り合いがつくことはなく、相手への憎しみや疑惑ばかりが膨れ上がってしまう。
知る事も大切だけれど今の段階は、そんな加害者とか被害者とか当事者で無い者たちが言うのではなく、今起こっている事に対して、感情を寄り添わせるべきなんだろう。私は台風の被害を受けている映像を見て、日本で起こっている事のように心が痛んだし、そういう繋がりでいいんじやないかな?と。
そんな事を言うと、向こう側には反感を覚える人もまだいるんだろうけれど。
ウトロ地区の代表の方が、加害者と面談したらしい。うる覚えだけど……、加害者の男性は火をつけた立て看板も「反日の象徴だと思った」と。でも代表者の方は「日本人と共に作り上げて来た町なんですよ」と。男性は「そうですか」とポツリと言ったらしい。
彼は「反日精神」に対しての怒りだったのでしょう。もっと早くに矛先の向こうにあるものが「過去ではなく現在の日本を生きている人」なんだという事に気が付いて欲しかった。どういう人がいるのか。言葉を交わせば、それだけで炎は鎮火したと思うのだけど。
日本が大好きなのだったら、日本人は……と言われないようにして欲しかったなぁ。私はもちろん日本大好きですよ。こんな共感力が高過ぎて生きずらい人種ですが(笑)私はそれなりに気に入っています。
お互いがお互いの事を尊重して思いやれる、そんな時代になればいいなぁ。どんな国同士でも個人でも。
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