7月

182 品薄と暑さと

 こんにちは。


 もう今日は何もしないと決めていたけれど、こればっかりは書かないわけにはいけないので書きます……

 暑さなのか、お出かけなのか、真剣にお買い物をし過ぎたのか、しゃべり過ぎたのか。どれが原因か分からないですが、もう、眠くて怠くて。


 今日は石を買いに行ってきたのです。裸石ルースですね。

 いやー、久しぶりでした。10月にまたリングの販売を予定しているので買い出しです。ついでに自分が欲しい物もあればいいなぁ~と思って行って来たわけです。

 もちろん、あーちゃんとも会う予定。ひぃちゃんの代わりのフクロウのぬいぐるみも持参です。


 朝一から行きたかったので、いつもは起きない時間に起きまして……昨日の夜も寝苦しく、殆ど眠れていない状態なので朝の目覚めは逆に良かったのです。しかし、とにかく朝から暑い!

 大阪まで行ったのですが、大阪も暑い。日傘をさして、ひぃこら会場入りをすると始まる20分ほど前で、私は三番目くらいでした。石は同じものが二つとないので、スタートダッシュが最重要なのです。

 

 その会場はとあるビルの最上階近くの一室なのですが、去年もこの販売イベントに来ていたのです。しかもその時、こういう石系のイベントの初参加でした。

 待合のロビーで、大きな窓から眺めの良い景色を見下ろしながら、もう一年が経ったのか、と。

 そもそも亡くなった後に、ひぃちゃんに引きずり込まれた石沼です。一年は早く感じますが、その一年でどれだけ散財し、それなりに詳しくもなり(オタクと言うにはペーペーですが)、収集と石留めを繰り返して経験を積んだ事か。気持ち的にはもう歴戦の猛者の気持ちです(笑)「思えば遠くへ来たもんだ……」と←

 

 例のごとくあーちゃんは、遅れて来ると早朝に連絡が。作業が修羅場なのだろうと。

 なので開場して一人で目を皿のように、というよりもギンギンにして石の選別です。でもなんか、石の質が去年と違うんですよね……。品質も大きさも種類の多様さ(同じ石の中でもカット違いや色違い、値段のグラデーションのボリューム)が物足りないのです。総数は同じくらいでも、去年は商品にされていなかったような石が混じっている感じ。

 閉山したり、もう採掘が尽きると噂の石が品薄になり、良い物が出回らなくなってきているというは分かるのですが、全番的になのです。

 きっとコロナで採掘が出来ない、流通が停まっているなどがあり、そこに戦争が追い打ちをかけているのかもしれないですね。

 宝石はほんと不要不急ですよ。それで生活をしている方や収入減を採掘に依存しているような国は不要不急なんて言ったら怒るだろうけれど、宝石を採掘したり運んだりするよりも、食料や医療物資、それに兵器の方が優先度は高いでしょう。また、それを欲する人たちも同じことです。

 経済を回さないといけないとか、これも文化の一つであるとか、普通の生活を送ることが大切だとか、そう言う事を分かっていても、理不尽な理由で明日生きられるかわからない人たちがたくさんいると言うのに、私は宝石なんて選んでいるんだなぁ。しかも良し悪しに不満をを感じて……と、それなりに凹みます。


 採掘どころか、人工的に作られるモアッサナイトという石もびっくりするくらい品薄で、値段も高くなっている。モアッサは隕石の中から見つかる石なので、理論上は天然の石というものは存在しますが、出回っている殆どが人工石です。ダイアモンドとほぼ同じらしいのだけど、微々たる違いが最近わかったとか(昔はダイアモンドと同じ石だと思われていた)。ダイアと同じく輝きも硬さも優れている石なのだけど、人工石ということもあり、高品質なのに安価で買える石なのです。私は硬い石ゆえに石留めも使用時も傷つける心配がないので大好きな石で毎回のように買ってしまうから、今日もチェックしたけれど。品薄過ぎてがっかりです。まぁ仕方がない事ですね。(原因がコロナと世界情勢にあるかはわかりませんが)


 それでもなんとか良さそうな石を見繕って、材料費の回収が出来るのは数カ月先だから痛い出費でしたが購入してきました。

 途中、あーちゃんもやって来て、二人で光によって色が変わる系の石を査定しながらキャッキャ言って(笑)いい歳なのにね。とっても楽しい時間です。

 それからお昼ご飯を食べて、今月私は誕生日があるので誕生日プレゼントをもらって。気温が暑すぎる話、彼女の仕事の話、ひぃちゃんの話、南の島に行きたいパッション(笑)など他愛もない話をいっぱいして、別れる前に百貨店の中のオシャレ化粧品店に寄り、ハンドクリームのテスターを手に付けてもらったものを匂いを嗅ぎたくて、距離感が分からずべったり鼻に付けてしまったドジとか……楽しくて、あっという間の時間でした。


 彼女は大阪で仕事をして帰ると言うので、昼過ぎには別れたのですが、今日の二人の着ていた洋服がキモくて。

 私はあーちゃんがデザインした寿司柄のTシャツ。あーちゃんは私が作ってプレゼントしたリネンのズボンをはいていました。お互いキモイね~と言っていたけれど、よく考えたら私はその時あーちゃんが履いていたズボンと同じパターンで作った生地違いのズボンを履いていたので、絶妙に双子コーデ(笑)何歳だよ。

 

 それから私は、大人しく帰路についたのですが、大阪から地元の駅についたら暑さのレベルが……

 自慢にならない事自慢をしている様で、あんまり言いたくないのだけど、今日も他県から引っ越してきた方が「なんだこの暑さは!別格だ!」とツイートしていたので、便乗して言うのですが……私の地元、夏は数字に表れない暑さと、冬は寒さがあるんです……

 暑さ・寒さは有名な土地ですが、あれは伊達じゃないんです。盆地だからなのかでしょうか?質が違うと言うか性質たちが悪い。冬は気温どうこうとか、氷がはっているとかじゃなく、とにかく冷えて骨が痛いんです。風が無くとも雪が降らずとも「だからこそ」と言うべきなのか、心身ともに「無」の寒さがあるのです。そして夏はずっと電気毛布に包まれて剥ぎ取る事の出来ない、纏わりつく暑さが……。じりじりとかムシムシとかそういう表現が追いつかない何かがあるんです。

 大阪で外を歩いている間は、まだまだ余裕だったのですが、自宅の最寄り駅から帰宅の間で心身ともにすり減らしてしまって、倒れ込むように帰宅しました。歩いている時間的には大阪と地元、変わらないし、日陰を選んで日傘もさして歩いているんですけどね。帰宅してシャワーして、着ているものを総替えしました。

 そして、何気なく手に取ったTシャツがまたあーちゃんの描いた別の寿司柄のTシャツで。

 ひぃちゃんもあーちゃんのTシャツ着ていたし、私があげたズボンを夏ははいてくれていたし。どれだけ仲がいいんだ(笑)

 


 あー……こんばんは眠れるだろうか。

 明日は是か非でもリアタイしたいアニメが始まるので、体調を整えなければ。いつぞやに書いた七月開始のアニメです。

 主役の役者さんがお亡くなりになって、引き継いだ方の思いやら物語の中の思いやらが、リアルとお話が錯綜して泣いちゃいます。物書きの方は憧れるような、ファンタジーもSFもミステリーもオーバーテクノロジーも戦記も神話も友情も兄弟も恋愛もギャグもシリアスも転生も全部入っているのに纏まっている作品なので、ぜひご覧ください。うたわれるものです。



 


 

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