70 気休めが見つからない
こんにちは。
ニュースやワイドショーを見ると、戦争、お隣の国の選挙、コロナの話ばかりで。
そりゃ見なきゃいい話ですが、家族が見ていると耳に入ってきてしまうし、ワイドショーはともかくニュースは見る。
どの話題もエンタメになっている節がどこかにあるなぁと思う。とっても不謹慎だけど。
それがとても嫌でどうしようもない。
今日はどこまで進軍しただの、どこの人道回廊が使えるだの、色分けされた地図を見せながら解説される。
どうやって伝えたら正しいのは私には分からないし、私がひねくれているだけかもしれないけれど。
選挙だって選ばれなければ人生が終わるとか、コロナも増えた減ったと。一喜一憂の感情ゆさぶり作戦。
私がおかしいんだろうか?私が状況を上の空で生きていて、現実味をもって受け止められていないから、報道自体をエンタメやゲームみたいだとか、それを見る側もリアルタイムのゲーム実況をハラハラしながら見ているように感じるんだろうか。
そのニュースの向こう側には確かに命や生活があって、この一瞬も誰かが国境を目指して歩いていたり、防空壕で肩を寄せ合って眠れない夜を過ごしていたり、戦地にいる家族や知り合いの無事を祈る想いや、国が吹聴するプロパガンダと風のうわさで聞こえる他国からの声のどちらが正しのか苦しんでいる人がいる。
確かにそう言う情報も織り交ぜてはいるけれど、ドラマを楽しむためのバックヤードになっているというか。
避難場所で赤ちゃんが生まれたとか、防空壕で女の子が歌ったとか。分かるよ。こんな最悪の状態の中でも良い事がありました、みたいなニュースを入れてバランスとりたいの。
でも一向に状況は変わらない。確かに不安なニュースばかりでは心が苦しいだけだけれど。
……私がひねくれているんだろうなぁ。
きっと自分が何もできない事に悶々としているんでしょう。
苦しんでいる人が大勢いるのに、私が普通の生活を続けていていいのか?と思う反面、私が滝行したり断食したって何にもならないし、普通に生活をするしかないという事実。
人吉の水害の時もそうだったなぁ。熊本の地震の時も……もちろん東日本の震災の時も。
東日本の震災の時は、関東の友達に電池を送るくらいしか出来なかった。熊本の時は大打撃があった町出身の大学生の子が近くにいて、その子にご飯をもって行ったりしたなぁ。人吉の時はペットボトルの水とお茶を送った。
でも今回は自然災害ではなく、人の悪意が起こしている事だから気休めが無くて。だって、その悪意が止まない限り続くのだから。
週明けに一斉攻撃が始まるかもしれないと専門家が言っていた。
どうにかならんのか。
みんな蚊帳の外で、ゲーム盤を覗き込んでいるだけで。
大きな戦争を始めろと言っている訳ではなく。
眠れない夜が続くなぁ……
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