第123話 覇王妃と伯母上さま? 母上さま? また御対面(16)

 と、いうか? 何かを見つけてしまうから。彼女はいきなり猛ダッシュ──だよ。


 そしてダッシュが終わり、ある物の前へと到着──立つのだよ。


 それも? 自身の大変に優艶なくびれた腰に、また両手を当てながら踏ん反り返り。


 その物を見詰める。


 と、いうよりも? 覇王妃さまは、その物を睨みつけると言った方がよいかも知れない態度、様子で。その物を睨みつけている。


 でッ、少しばかり時間(時)が経てば覇王妃さまは?



 今度はその物との睨めっこをする行為をやめられて。


〈ドカン~!〉と。


 刹那だよ。


 その物……。




 そう、籍の部屋に備え付けてあるクローゼットの扉を強引に、勢い良く開け始める、ではない。


「うりゃ、あああ~」と。


 空手○カ○代の如く振る舞いで足刀──。


〈ドガン~!〉


〈バキン!〉と。


 木製品が割れる音……。


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