第4話 鬼火が舞う部屋の中の様子は?(2)
と、言うことで、自身は身動きできなくなっている状態。相手……。
そう、彼と『零』距離で対峙している妖魔! 幽霊! 妖怪! 精霊! 地霊! まあ、全部ひっくるめて物の怪と呼ばれる。この世のものではない恐ろしい者はと言うと。
少年が今迄凝視しながら観覧をしていた物なのだろうか?
パソコンの液晶モニターの画面の中から。自身の血の気の無い、亡者のような顔色の、恐ろしい顔だけが、パソコンのモニター画面から乗り出すように……。
そう、一時ブーム。世の流行りとなった怪談シネマのヒロインである貞○のように髪を乱しながら顔をだしている。
と、言うことはないね。
物の怪の彼女……。
そう。パソコンのモニターから這い出している彼女の髪の色は、貞○のような漆黒の黒髪ではなく。根暗。オタクに見える貞○とは違い。真っ赤な髪──。紅蓮の炎のような紅色した長い髪、だけでない。物の怪の彼女の瞳の方も凛とした光のある、物の怪の彼女の髪色と一緒の紅蓮の炎のような紅色した瞳であり。決して魚の腐ったようなひ弱な瞳の色ではない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます