第2話 平凡ではないと思われるボケ

青い空、


白い雲、


桃色の桜。






今日は俺の高校生活初日だ。






俺は中学はそこそこの偏差値な私立の男子校に入っていたが、高校はなんとか日本随一の偏差値を誇るこの、京鳳高等学校に受かった。








入学式の日にはそこそこハプニングらしきものが起こっていたが、俺はそれどころではなかったのであまり覚えていない。






一応、自分のクラスくらいは覚えている。1年A組だ。まあ、C組までしかないのだが。








クラスに馴染めるだろうか?


こんな学校に来るなんて、金持ちしかいないだろう。貧乏な俺は浮かないかな?


それにみんな頭がいいはずだ。それなりの成績を維持できるだろうか?






そんなことを思いながら、俺は電車から降り、駅の改札を抜ける。





いや、今日はいい日になるはずだ。




なんだって、陽毬至上の我が妹が言ってらっしゃいって言ってくれたんだ!


お兄ちゃん、学校頑張って!とも言ってくれたんだ!



今日はいい日だ。






そう考えながら、俺は校門を抜けた。

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