第7話

 目の前では悪魔が恐るべき力を発揮させている。その悪魔に対抗すべき力が僕達にあるのか………!?そして僕と雅姉妹の力。合体技が放たれる!!悪魔はその力に一瞬怯み己の力を解放させる。お互い引かない攻防は更に加熱する!!

僕達の力は悪魔を吹き飛ばす!

「ぐあああああ!!」

光の巨大な円月輪をくらい悪魔は飛んでいく!!ドガーーーン!!!という凄まじい音と共に壁に激突!!

「やった…かな!?」

「どう…かな?」

シャノワールさん達も力を使い果たしながらも頑張ってくれた…。すると…らいとが叫ぶ!

「まだだ!!」

やったかに見えた……だが瓦礫に埋まった悪魔は瓦礫を吹き飛ばす!僕達の技により悪魔の右腕は吹き飛んでいた。すると右肩を押さえていた左腕を頭上に掲げて悪魔は叫ぶ!!

「グオオオ!!デビルドーム!!」

片手を失った悪魔は怯むことなく技を発動させる。悪魔の片手から巨大な闇が広がり僕達を全員を包み込む。

「フハハハハハ!!この障壁は俺様の世界。いくらお前達が大きな魔力をもってしてもここを出ることは皆無だ。ここで消えるがいい…。」

悪魔はそう言うと障壁から外へ消えていくのだった。

「!?何?これ??」

シャイリスさんは困惑していると、シャノワールさんがドーム内部から壁に触れている。

「闇の魔力障壁ね……しかも強力すぎるわね…。」

「…姉さん…そして貴方達も…本当に…ごめん…。」

ふと、シャイリスさんが僕達…そしてシャノワールさんに謝ってくる。すると、シャノワールさんはシャイリスさんに近づきパチンと平手打ちの音をたてる。

「いっ……!」

びっくりしたシャイリスさんが頬を押さえシャノワールさんを見ている。

「シャイリス…私だけを傷つけるなら私は何も言わない……でもこの子達を巻き込んだのは私のせい。この子達をここから二人で出して救うわよ!いいわね…?」

「わかったわ、いくわ……。」

シャイリスさんも立ち上がりその身体に魔力を溜めていく…そして隣に立つシャノワールさんも魔力の輪が集まっていく…。しかし……二人が跪き苦しそうに肩で息をする。

「はあはあ……。ダメだわ…この障壁内では魔法が使えないわ。」

シャノワールさんに続きシャイリスさんも倒れこむ。僕も魔法を試してみる。

「生活魔法…!!……!?やっぱりダメだ。」

絶望しかける僕達の前に冷静にらいとが立つ。

「ここからは…俺がやる!待ってろ!」

らいとは手にした銃を両手で構えると壁に向かい突っ込む!!

「うおおおおお!!」

らいとの手元には光と炎が発生する!光と炎のその力はぶつかり合いそしてバチバチという音と共にその力は増幅していきらいとの手には衝撃を形にした刀が握られていた。

「えっ?あれは…何??」

シャイリスさんが呟くとシャノワールさんが答える。

「多分…衝撃波を形にしたもの……かしら?」

「あれが僕の大親友の戦闘狂のらいとだよ!」

僕が自信満々で笑顔で言った。そう…らいとはこの魔法が使えないこのドームの中での戦い方を悟ったのだ。こうなったらいとは強いんだ。

「悪魔だかなんだか知らんが…もうお前は終わりだ。」

らいとがでかい声で叫ぶ!!

「うるさいぞ人間!!」

ドーム内に悪魔の声が響き渡る!!

「お前達人間に何が出きる!!」

らいとはフッと呟くと再び構え。

そして叫んだ!!

「ライト流『雷鳴光切り!!!』」


らいとの放つ巨大な刃はドームを破壊できるのか!?

そして姉妹と僕はどうなる!?

恐るべき悪魔は……!!

お読みいただきありがとうございました!!

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