ギルド『天元』
皆さんこの作品ではお久しぶりです。逃げないで書きます
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サダコさんと会話して店を後にした後、宿屋の中でログアウトし、睡眠をぶちかました。流石にリアルで12時間、ゲーム内時間で24時間もしていればとても疲れる。
10時間後、俺はようやく起きてトイレに行き、洗面台で顔を洗って、朝ごはんを食べた。そして、色々片付けた後、フワオンにログインをする。
「ふぁ~」
まだ完全に起ききれていない俺はあくびをする。そして、あくびを終えて周囲を見ると、何故かプレイヤーの人たちが悶えていた。なに?何かのイベント?
「今日何か告知来てたっけ?」
メールの部分を見ても、あの変態ギルマスの変なメールしか溜まってない。というより、この人送り過ぎじゃね?1時間間隔で送ってきているし・・・ブロックするか。
あの変態からのメールをブロックした俺は今日は何をしようか考えていると、前方にある集団を見つけた。
「いやぁ~、あと少しだってでござるな」
「まさか、5%の時に技を撃って来るとは」
「流石の私でも多重状態異常は治せません」
「けど、あのボスをあそこまで削ったのだから次は行けるっしょ」
「あとでこの情報は掲示板に貼っておこう。それでいいかギルマス」
「そうしてもらって構わないよ。情報は皆で共有しないと」
その集団は他のプレイヤーより装備が優秀そうに見える。あれ?あの人って、最初に出会ったイケメンお姉さんだ!!う~ん、他の人たちと話し中だけど、あの時のお礼もしたいし、強くなったこと報告しないと。
そして、俺は走り出す。しかし、俺の走るスピードはあのお姉さんがいる集団のよ少し早い程度のため、少し時間は掛かったがようやく近くまでこれた。
「お姉ちゃん!!」
俺が声を上げると、気づいたのかお姉さんはこちらに顔を向ける。そして、それに気づいた集団の人たちもこちらを向いた。
「お姉ちゃん!!」
俺は久しぶりに会ったいとこのお姉ちゃんに会いに来た幼女を装って、お姉さんの前に来る。
「お姉ちゃん!久しぶりです!」
「あ、あぁ、き、君はあの時の」
「はい!あの時は助けていただきありがとうございました!」
俺は頭を下げ、お礼を言う。
「・・・可愛すぎる」
「はい?」
「いや、何でもない。それより大丈夫なのか?こんなところに一人でいて、前みたいに捕まるぞ」
「大丈夫です!私、レベル30あります!!」
「マジ!?嬢ちゃんレベル30もあるのかよ」
「見かけによらないでござるな」
「わ、私と同じ」
俺がレベルを言うと、お姉さんといた人たちに驚かれる。まぁ、こんな幼女がトップ帯に居るって少しおかしいからな。無理もない。
「レナ、この子は?」
「あぁ、この子は前に助けた子で、今、あの時のお礼をされたところだ」
「そうなのか。小さいのに偉いね」
騎士っぽい人がそう言うと私の頭を撫でてくる。完全に子供扱いだが、この容姿だと仕方ない。
「あ!そうだ!お姉ちゃんにこれあげる!」
俺はアイテムボックスから昨日手に入れた『ゴブリンキングの王冠』をあげた。効果は知らないが、ユニークとか言ってたし多分強いと思う。
「ありがとう。大事につか・・・え?」
俺があげるとお姉さんは固まる。あれ?もしかしてゴミだったか?
「ほ、本当にこれ貰っていいのか?」
「うん!お姉ちゃんにあげる!」
「・・・分かった。大事に使おう。そう言えば君の名前を知らなかったな。もしよかったら教えてくれないか?私はレナという」
「私ベレッタ!よろしくねレナお姉ちゃん!」
「うぐっ!・・・あぁ、よろしくなベレッタ」
「レナちゃん。まだ、お話があるなら先に行くよ」
黒服のシスターさんがレナさんに話しかける。そうだった。この人達の時間を取ってしまった。ここは俺が引き下がらないと。
「じゃあね!レナお姉ちゃん!」
そうして、俺は手を振りながら後ろへ走って行った。
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久しぶりに書いたのでおかしなところがあると思いますがご了承下さい
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