第16話~変態(ギルマス)と交渉した結果~
変態が消えた後、部屋にあったソファーに座って待ってること数十分後、変態が帰って来た。
「あ、帰って来た。」
「女神様!!ようやく解放されました!!」
帰ってくるやいないや、こちらに抱き着こうとしたので、また通報しようとすると、
「すいません、通報だけは勘弁してください。今回は厳重注意で終わりましたが、次されると、アカウントが凍結してしまいます!!だから勘弁してください!!」
「はぁ~、で、あなたがギルマスなの。」
「やだな~、私にもお姉ちゃんと言って下さいよ。」
「やだ、スザクには言いましたがあなたには言いません。」
「ちっ、スザクめ、あとで覚えていろよ。」
「何か言いました。」
「いえ、何も。しかし、我々女神教団が思っていた女神さまの年齢よりも高い気が」
やば!あまりにこいつがヤバすぎて、いつもの口調がずれてしまった!持ち直せ俺!俺の中身がバレる訳にはいかない!
「そんなことないよ!私は中学生なんだから!」
ほんとは高校生の年齢です。
「なんと、中学生でしたか。私はてっきり学校に行ってない小学生かと」
「ニートの変態よりもいい気がしますけどね!」
「ぐはっ!!そ、その言葉は私に刺さります。」
なんかこいつと喋っていると口調が元の俺になるな。まぁ、中学生って言ったし、こんな口調でも大丈夫か。
「で、貴方がギルマスなんですよね。」
俺がそういうと変態の雰囲気が変わった。
「はっ、私がギルド『女神教団』団長、アリアと申します。女神様、何故こちらにいらしたのでしょうか。」
・・・・・・は!あまりにも変態がカッコよくなって見とれてしまった!!落ち着け!相手はあの変態だぞ!
「え~~~と」
あ、あれ?俺なんでこっちに来たんだっけ?なんか迷惑だったからこっちに来た気がするんだが、・・・やばい、あの変態が忠実な犬みたいな目をしている。なんか気持ち悪い。早く思い出せ!思い出せ!
「・・・・・・ここにきた理由はこのギルド女神教団に入りたかったから来ました!」
はい!思い出せませんでしたー!誤魔化せで言ったものの、俺のファンクラブに俺が入るっておかしいだろ!
「女神様!!入ってくださるんですか!!」
しかし、何故か奴は喜んだ。え?お前たち俺のファンなんだろ。俺が入って大丈夫なのか。
「う、うん、どこかのギルドに入ろうかなと思ったけど、入るなら多少信用出来る場所がいいなと思っから、」
「し、信頼!!わ、私たちを信頼できるんですか!!」
「だってここ、わたしのファンが集まった集団でしょ。なら私の何かすることなく、動けるからいいなと思っただげ。」
「はい!!ここには女神さまに忠実な召使しかいません!!女神さまに何かする訳がありません!!」
「そうなの、じゃあ、よろしくね!!アリアお姉ちゃん!!」
「がはっ!!」
俺がお姉ちゃんと言うと変態は大量に鼻血を出して倒れた。
「あ、」
すると、倒れたと思ったら変態のHPバーが無くなった。・・・そして消えていった。
鼻血を出し過ぎると死ぬんだ。
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次回は12話の掲示版回です。
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