第3話~冒険スタート~

  HPとMPはレベルが上がるたびに上昇することにしました。しかし、ステータスポイントを振る事でHP、MPは上がる事は変わりません 


______________________________________

「着いた~」


 あの後、お姉さんと別れ俺は西の森の前にいた。掲示板情報では、ここの森は初心者向けで出てくるモンスターは全員弱いらしい。


「あっ、武器を装備しないと」


 メニューを開き、装備欄から『初心者用の魔銃』を装備した。


________


[武器;魔銃]初心者用の魔銃 レア度;D 品質;なし

固定ダメージ;10

消費MP;30


________


 見た目はミニ・リボルバーでいろいろ触ってみると、どうやらこの銃はシングルアクション式のようだ。なので連射が難しい。

 それに加えて消費MP30。ダメージ10に対して消費MPの量が釣り合ってない。今の俺で約33発しか撃てない。正直言って弱い。


「けど、防御貫通なんだししょうがないか」


 そうして、俺は西の森の中に入って行った。


・・・


 

 「モンスター♪モンスター♪一体どこにいるのかな~♪」


 やる事が無いので謎の歌を歌いながら進んで行く。

 そろそろ出てきていい頃だと思うんだけどな~

 

 すると角の生えたウサギが現れた。頭上には敵対マークの印の赤いマーカーとHPバーが表示される。しかし名前が表示されなかった。

 倒したら分かるのかな?それともスキルなのか?

 まぁ、なんにせよ倒したら分かるか。


 俺は魔銃をクロストサムスの持ち方を使って、ウサギに銃口を向ける。モデルガンは何度も撃った事はあるが実銃を撃つのは初めてなので当たるかどうか心配だ。


 俺は引き金に指を置き、引き金を引いた。パン!と音と共にウサギの腹辺りに当たりHPバーが二割減ったのを確認する。


「やった、当たった!」


 喜んでいるのもつかの間、ダメージを受けて怒ったのかこちらに突撃してきた。


「いった!!やったなこのウサギが!!」


 突撃を食らったので自身のHPがどれくらい減ったのか確認する。

 やっば!あれだけで半分は削れたおい!!防御0じゃこんなにも減るのか!


「やり返しだ!」


 再び発砲するも、相手が動いているので当たらない。難しすぎだろ!!


「こうなったらやけくそだ!!」


 MPが尽きるまでとことん撃ってやる!下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるだ!!


_____


ホーンラビットを倒しました。

スキル『MP消費軽減』のレベルが上がりました。


_____


「よっしゃ!」


 あっぶねー、最後ウサギ突撃態勢に入っていたよな。当たってよかった~。

 あの後、MPが尽きるまで撃ち、ラッキーの最後の一発が当たりどうにか倒すことが出来た。


「これは練習が必要だな」


 動かない時は狙えば当たるが、動くと当たらない。この武器は素人が扱うにはやっぱ難しい。


「よ~し、ウサギで練習だ!!」


 MPの回復を待ち、再びウサギ狩りを再開するのだった。




 


 






 



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る