第7話 金曜日のアイスバーン

おららっ、すべりそう。


いつもどおりの坂にさしかかった。

良い天気なので、雪はほとんどが溶けてなくなっていたのに、気温が低いため日影は小さなアイスバーンがあちこちにできていた。


ちょっとした地雷


目を凝らして歩かねば。

小さくても立派に滑る。


坂じゃない道にすれば良かった。

近道なのに、時間は余計にかかってしまい、焦った朝になっていた。


滑ったら悲惨、それだけは避けたい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る