2017/3/10 失敗が怖くてやりたいを避ける

2017.3.10〈入院39日目〉


 母との面会では「今後どうする?」という話もした。


 母は「短大を続けて通う、続けるが休学する、完全に退学する…をまず決めなくてはいけないね。

 やりたいことなら自然とできる。やりたくないことはできない。やりたいこと、やりたくないこと、できること、できないことを、よく考えてごらん。

 そして、やりたいことをやれたらいいね」…といったことを言っていたはず。


 …機嫌が悪くなさそうでよかった。



 やりたいって何だろう…やりたいことなら自然とできるのだろうか…。


 今までの私の場合、失敗が怖いから、できることをやりたいと思うようにして、できないことはやりたくないんだと思うようにしていたと思う。

 何故か絶対音感があるからピアノならできるかも、とか、小学校のクラブ活動もその理由で音楽クラブにしよう、とか。


 勉強はできた頃は勉強したいと言っていたのに、できなくなるとしたくないと言ったり。

 朗読が他の人と比べて上手な自信があったから、中学の部活は放送部にしたり。


 本当は、失敗が怖くなければピアノなんてどうでもよく、音楽クラブより他の運動部に憧れていて、勉強以外のことも小学生のうちにもしてみたくて、中学ではダンス部にしたくて。


 …あれ、なんで失敗が怖いんだ?



 …小さな頃は、やりたいことでできないことを避けている感覚を身体で感じられていたようだが、当たり前のように失敗を恐れていたら、いつの間にかやりたいことがわからなくなってしまったような気分だ。


 自分に嘘を塗り重ねるの、よくない。本能で生きたい(?)

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