第282話 魂を売る

 ゲームってどうしても『他より飛び抜けて強いバランスブレイカーのキャラ・武器』が生まれたりする。


僕は割とそういうのより愛で選ぶタイプだが……


「くそっ! 全然勝てない! こうなったら悪魔に魂を売って激強の……」

「悪魔からしたらお前の魂なんか買い取り拒否だよ」


おくさん、急に痛烈なディスり。


「なんで君悪魔の立場なの……」

「当店なら『壊れていても』『よろこんで』買い取ります」

「なんだ、ただのHARD ◯FFの店員か」

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