参考資料:国家関係と人物紹介④

 11章はこれまでと異なり、かなり乱高下した章となりましたが、いかがでしたでしょうか。


 ネイド・サーディヤの死の真相については、現時点では書かないつもりではいます。今後の話には何の影響もないですし、こういう「どっちとも取れる」件があるのも面白いのではないかと思いますので。もちろん、「いやそんな魚の骨が刺さった状態は嫌だ」という要望が多ければ何かの機会に誰かが語るような形にしますが。


 一応、可能性としてはこんな感じにはなるでしょうか。


①シェラビー陣営による暗殺。単純に邪魔ですからね。ニーゴイが言っていたように、スメドアが持ち込んだという可能性もありえますので、やりやすいという状況はありました。ただ、最初からこの方法というのは難しいはずなので(メリスフェールが花嫁に選定される必要性があったので)、花嫁選定後に決断したことになります。となると、現場で判断を下せたのはスメドアが有力になりますね。メリスフェールの可能性もゼロではありませんが。


②別陣営による暗殺。これは一見難しいですが、養女縁組の情報などを得ることができれば十分に可能です。例えばクンファに教えて、彼が激怒して潜んでいたかもしれません。シェラビーほどはっきり敵対はしていないですが、周囲から全く恨まれていないということはないでしょうから、動機も何かしらあったのでしょう。


③事故。もちろん、普通に事故だった可能性もあります。偶々そうなったのかもしれないし、あるいはメリスフェールに特殊な力がある可能性も否定できませんしね(棒読み)


 恒例の人物紹介です。今回から作者ひとことも入れておりますが、ない方がいいのであれば次回からは削除いたします。


年齢は大陸暦770年誕生日の時点でのもの


◆ナイヴァル国

ミーシャ・サーディヤ 18歳 156cm 茶/菫

総主教。天真爛漫な性格で人気が高い。実権はないが、国内の派閥争いに対しては真剣に悩んでいる。

(ひとこと)二章終了時点では『序盤のヒロイン候補』と書かれていたが、蓋を開ければ全くそんなことはなく、ただ苦労しているだけの可哀相な人になってしまった感。14章あたりで多少やさぐれる可能性が(汗


シェラビー・カルーグ 30歳 179cm 茶/黒

枢機卿。ナイヴァルの在り方に疑問を抱く改革派の領袖。

(ひとこと)影響力が大きくなっているのに反比例して本人の出番は少なくなっているというゴルゴ13みたいな人(もちろんそこまで強くはない)。そろそろナイヴァル掌握編になってきて、その後は……?


レファール・セグメント 21歳 180cm 赤茶/青

コルネー出身だが、投降してシェラビーの副将格になる。トリフタでフォクゼーレ軍二万を打ち破り、一躍ミベルサ中に名前を轟かせる。

(ひとこと)何でもソツなくできるし誰とでも仲良くなれるが、それゆえにブレイクの方向性がないみたいな扱いに? ここからどの方向性に向かうのか。


スメドア・カルーグ 25歳 190cm 茶/黒

シェラビーの弟。兄ほどの才気はないが、文武とも有能

(ひとこと)基本的には相槌役のような扱い。黒子役を淡々とこなす人と思いきや、11章では大それた計画を立てた可能性も?


シルヴィア・ファーロット 36歳 172cm 銀/エメラルドグリーン

シェラビーの恋人。前夫との間に3人の連れ子がいる。女性を救済するための施設エルミーズの責任者

(ひとこと)見た目は若いが、自分の男遍歴から哲学を語りたがるところなど精神的にはかなり年増。「最終的にいい相手が見つかるでしょ」ということは、途中で何回か失恋することを前提としているから、娘的には大変かも。


サリュフネーテ・ファーロット   14歳 161cm 金/エメラルドグリーン

シルヴィアの長女。エルミーズで母の手伝いをしている。

(ひとこと)母も妹もフリーダム過ぎて苦労している常識人。妹はあまりにも強敵だが善人度ではこちらが圧倒的に上。


メリスフェール・ファーロット   12歳 154cm ブロンド/エメラルドグリーン

シルヴィアの次女。コルネー王妃として選ばれるが、結婚は四年後予定

(ひとこと)レファールについては「彼は姉さんのものだけど、姉さんが私のものだから、結局レファールのほとんどは私のもの」という思考スタイルとのこと。


リュインフェア・ファーロット   10歳 134cm 金/エメラルドグリーン

シルヴィアの三女。甘えん坊で内気

(ひとこと)上二人に比べると極端に出番が少ない。ヴェールに包まれ続けているが、別に秘密兵器というわけではない。


ボーザ・インデグレス 33歳 175cm 茶/茶

セルキーセ村の兵士。レファールの副官的な立場。

(ひとこと)どんな状況でも彼が何やら話し出すと平穏になる。実は癒し系かもしれない人。


ムーレイ・ミャグー 42歳 174cm 無/茶

枢機卿。保守派と目されているが、ルベンスやアヒージとは若干距離を置きつつある。

(ひとこと)名前だけ出てきているけど、まだ出ていない。


セウレラ・カムナノッシ 63歳 166cm 白(元は茶)/茶

元ネオーペ枢機卿の腹心。

(ひとこと)老人だけど本人は若いつもりで一人称「わし」は使わない。終了時には78歳予定だけど、最後まで死ぬ予定はないしぶとい人。


◆コルネー王国

フェザート・クリュゲール 33歳 174cm 茶/茶

コルネーの海軍大臣。軍制改革への意向があり、そのための活動を活発化してきている。

(ひとこと)コルネーで唯一まともに仕事している人。


クンファ・コルネート 18歳 178cm 茶/茶

コルネーの新しい王。フェザートと接近している。

(ひとこと)本名はクンズムーファ。とにかく早く結婚したいみたいな感じなのに四年間も待てるのだろうか。


ムーノ・アーク 20歳 171cm 茶/茶

陸軍大臣。若さゆえにフェザートのような頼りがいはないが、日々進歩中。

(ひとこと)国王と同年代だが、戦争経験がある分精神的には大人になった。最初はおバカ路線だったけれども、周りにもっとバカが多くてまとも路線へと転向したのは秘密。


◆ホスフェ共和国

ラドリエル・ビーリッツ 25歳 169cm 栗/菫

漁師ギルドの長グライベルの息子。元老院議員に立候補するも敗れるが、ディンギア戦やリヒラテラでは活躍し、次第に知名度を上げてきている。

(ひとこと)尖ったところがなくてソツがないという点はレファールに似ている便利タイプ。残念ながら見栄えも背丈も負けているのが悲しい。


フィンブリア・ラングローク 26歳 176cm 赤/茶

ホスフェ軍の将校の一人。現在服役中。

(ひとこと)13章登場予定。上役との喧嘩は日常茶飯事。


アムグン 46歳 175cm 赤/茶

占い師。プロクブルで行方不明となった後、ホスフェ沖に出現

(ひとこと)何だかよく分からないまま生きている人


◆フェルディス帝国

アルマバート・バフラージ・フェルディス 34歳 173cm 赤茶/茶

フェルディス皇帝。有能な家臣に囲まれ、うまく統率をしている。

(ひとこと)この人はまとも。皇妃もまとも。しかし、皇妃の弟が全てを台無しにしている。下手するとマハティーラがフェルディスの最高権力者と思っている人もいそう。


プローブ・リザーニ 46歳 185cm 茶(無)/黒

フェルディス軍最大の重鎮。

(ひとこと)反抗期のいつキレても不思議じゃない娘に怯え続けている可哀相なお父さんみたいな人。一応、今のところ大陸最強扱いだけど、多分誰も信じていない。


リムアーノ・ニッキーウェイ 23歳 172cm 緑/緑

ニッキーウェイ侯爵。ブローブの信任が厚く、副将を務めることが多い

(ひとこと)有能なのに毎回ルヴィナに一番を取られる可哀相な人。


ルヴィナ・ヴィルシュハーゼ 16歳 156cm 金/エメラルドグリーン

ヴィルシュハーゼ家の後継者。リヒラテラで大活躍し、一躍注目株に

(ひとこと)指揮系統に能力値全振り。男にはモテないが、女にはモテる。


◆フォクゼーレ帝国

ビルライフ・デカイト 23歳 172cm 茶/茶

天主の三男。懲罰としてワー・シプラスの総大将に任命され戦死する予定が、意外な才能を見せつけ生き残る。罪を許され、フォクゼーレ軍再建の先頭に立つ。

(ひとこと)放蕩息子が負け戦を経験して「俺はこいつらと勝ちたい」と思ってしまった。


ジュスト・ヴァンラン 21歳 178cm 緑/緑

騎兵隊長。ワー・シプラスでコルネー王アダワルを討ち取るという予想外の活躍を見せつけてビルライフ共々軍の改革者に名乗りをあげる。

(ひとこと)レミリアのドアマット的モブキャラかと思いきや、上役の処断などを経て、重要人物に昇格。12章は主役。


◆イルーゼン地方

ユスファーネ・イアヘイト 16歳 160cm 金/菫

アレウト族の族長の娘。イルーゼン第一の美貌の持ち主と言われている。

(ひとこと)12章登場予定。現時点では地味めの潜水艦航行予定。


ミーツェン・スブロナ 28歳 193cm 茶/黒

アレウト族の大黒柱。20歳にして全軍を指揮し、かつ組織の再編、政治改革までをも行う万能の人。

(ひとこと)12章登場予定。コーエーゲーム的に能力値化したら合計では多分彼が一番。ただし寒いと冬眠する。


◆カタン

レミリア・フィシィール 17歳 154cm 栗/アンバー

カタンの第一王女。ヨン・パオの大学に留学中。

(ひとこと)口が減らないことにかけては天下一品。ルヴィナと並ぶトンデモ娘。12章では出てくるけど、地味な役回り。


◆シェローナ(ディンギア)

ディオワール・フェルケン 45歳 184cm 赤茶/茶

シェローナ市建設を任されたホヴァルトの将軍。

(ひとこと)いわゆるタフネスなおじさん。当分出番なし。


レビェーデ・ジェーナス  21歳 188cm 茶/黒

ディンギアからやってきた傭兵。弓と馬術の名手

(ひとこと)現在ディンギアで無双中。


サラーヴィー・フォートラント 22歳 191cm 赤茶/黒

ホスフェ出身の傭兵。並外れた体力をもつ

(ひとこと)レビェーデ・サラーヴィーでワンセットな扱い。そろそろソロで活動したい?



ちなみにアクルクア大陸側の話の方も別に始めました。

帰ってしまったノルンや、彼が仄めかした凄い王女の動静などが確認できますので、関心がありましたらご覧いただけますと幸いです。

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