第29話 今流行りのホラーゲームって奴
あの歌枠から1週間経った、今週の金曜日が梨花先輩とのコラボ配信の予定だが、その前に今日は月曜日だ。つまりホラゲをやる日だ。
ん?何を言っているか分からないって顔してるね?この和人が直々に教えてやろu)) って俺にはこんなキャラは似合わないか......
まぁ簡潔に言うと今の気分がホラゲで丁度今日ゲーム枠が入っていたからホラゲをやる事にした。ちなみにスケジュール表をやっと蓮夜さんから貰う事が出来た.....が、まるで幼稚園児が書いたような読みにくい字で正直それを笑顔で渡された時は本気でぶん殴ってやろうか
と思った。まぁ、今度美味しいお店連れってあげるからという理由で殴るのはやめたが。
ちなみにやるゲームは今流行り.....って訳じゃないがOUT○○STというゲームだ。
聞いたところによるとかなり怖いゲームなのだとか、、、五月は怖すぎて配信中に気絶したとかいう様な情報を小耳に挟んだので、それを本人に『本当に気絶したの?』と聞いてみたら顔を真っ赤にしながらポコポコ殴られてしまった。どういうことだ?
とりあえずもう既に告知はしてあり、配信開始5分前という事で無駄に高クオリティな待機画面を流しながら、開始まで待つ事にした。
配信開始の時間になったので、開始する。
ラルク『はい、VLIVE所属5期生の吸血鬼Vtuberラルクだよ〜!てことで、眷属の皆こんラルク〜!今日はホラゲをやっていくんだけど、どうも凄い怖いらしくて、同期のとある子もあまりの怖さに気絶しちゃったみたいなんだけど、正直凄く怖いけど今はホラゲの気分だしチャレンジしてみようかなって。』
[こんラルク〜!]
[こんラルク〜!!]
[こんラルク!!]
[気絶...? あぁ(笑笑)]
[あれか(笑笑)]
[気絶した時はマジ吹いた(笑笑)]
[まさか気絶するとは....]
[今日はラルクの悲鳴が聞ける日だ....]
ラルク『あ、言っとくけど今日は悲鳴とか一切あげないから、眷属の皆は俺を舐めすぎなんだよ。俺ホントはホラゲ得意だし、怖い?何その感情?おいしいの?』
[バ○オであれだけ叫んでた人はどこの誰でしょうか。]
[バ○オであんだけ叫んでた癖に良く言えるわ笑笑]
[ホントだよ。]
ラルク『嫌々笑笑 何言っちゃってんの?笑 バ○オで叫び散らかしてた俺?どこの世界線の話よ笑笑 良いか俺は今日絶対叫ばない。叫んだら何でも一つお前らの願いを叶えてやるよ。]
[言ったな?その言葉忘れんなよ?]
[お前ら録音しとけ]
[切り抜き動画も沢山上げられるだろうから、逃げられると思うなよ?]
[絶対にがさねぇ]
ラルク『うんうん、好きに言っててくれ、どうせ叫ばないから(笑)てことで、やっていきますかぁ!OUT○○ST!!』
◇20分後〜
ラルク『うわぁぁぁぁぁぁ!?!?!?何だよ!?お前着いて来んなよ!?こっちくんなぁぁぁ!!何ですかぁ?ストーカーなんですかぁ!??気持ち悪いですねぇぇぇ!??って!!あ!!ごめんなさい!!ごめんなさい!!許してお願いだからぁぁ!!、、、、あ......』
[これで叫んだ回数何回目?]
[24回]
[最初の威勢どこいったよ.... ラルク。]
[これが俺達眷属の主かよ...]
[何か草]
[どんな願い叶えて貰おうかなぁ]
[もう願い事考えてる奴いて草]
ラルク『てめぇぇ!!謝ったじゃん!俺があんだけ謝ったのに!?何で殺して来んの!?ねぇ!?なぁ!?ふざけんなよてめぇぇ!!終いにはetc....(ここからは過激発言も含まれる為音声を流す事が出来ません byマネージャー)
[草]
[マネージャー優秀()]
[ラルク....]
[ガチ草]
◇さらに2時間後
ラルク『はい..... クリアした訳なんですけど、、どうやら俺がクリアするまで叫んだ回数が(叫び専門委員会会長)様によると157回らしいです......
[さて願い事を叶えて貰おうかなぁ]
[ラルクぼろぼろで草]
[良く声枯れないよなw]
[あの叫びを100回以上出せるラルクはある意味凄い()]
[鼓膜破れニキ大丈夫か?()]
ラルク『何でも願い叶えます。俺約束は絶対に守る主義ですので、、何でもどうぞ。』
[渚とコラボして]
[渚とコラボ]
[渚とのコラボ希望]
[渚とコラボはよ]
[絶対して]
ラルク『渚?.....さん? 誰それ?有名人の人か何か?]
[V-ZERO2期生の子]
V-ZEROか...... V-ZEROといえば神っぽいなを歌っていた黒音リルさんが記憶に新しいが、渚さんは聞いた事がない人だ。調べてみよっと。
渚/NAGISA
チャンネル登録者数397万人・248本の動画
V-ZERO2期生の渚です...etc 〉
なるほど、見た感じ男性Vの方の様だ。何故この人なのかは分からないが、願いを叶えると言ったからにはコラボをしなければならない。配信終わったら蓮夜さんに相談しとくか。
ラルク『ただ、コラボ出来るかは分からないぞ?何せ一方的に俺がコラボしたいって言ってる訳だからな。断られる可能性だってある。』
[別にいいよ]
[その場合は別の願いを考えれば良いだけ]
[とりあえずコラボよろしく]
[しなかったら、眷属やめます]
[絶対してほしい]
ラルク『うーん、何でそこまで眷属の皆が俺と渚さんがコラボして欲しいかは分からんけど、マネとかにちょっと相談してみるわ。じゃ、今日はこれぐらいで配信終わるね。また次の配信で会お。眷属の皆おつラルク〜!』
[おつラルク〜]
[おつラル]
[おつラルク〜]
[おつラルクー!!]
[おつラルク!!]
[おつラルク〜〜!!]
配信を終了して、再度渚さんのチャンネルを見てみる。
和人『まだこの人の事は全然知らないし、何個かアーカイブ見てみようかなったと。』
そう言いながらパソコンに向き合う俺なのであった......
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます