第20話 これからの事と雑談配信
さて、とりあえず昨日の一件からあれこれ考えた訳だが..... 出た結論としては俺はとりあえずこれからもVtuberを続ける事にした。
それと、蓮夜さんに言ってしまった適当な設定も全部無視する事にした。
和人『あぁいう無駄な設定は、配信時とかに邪魔になる可能性あるからなぁ。にしても、父さんと母さんがあそこまでとは思わなかったな....... イカれた才能を持つ息子の親もまたイカれた人間って事か.....? 笑えるな』
にしても、高校行かなくても良いからやる事ないな。寝るのも良いが、今はそんな気分じゃないし...... ん?
和人『あぁ、配信か....... やるか。ま、やるとなったらその前にTwitterで告知か。』
ラルク/RARUKU😈@VLIVE5期生@raruku_vlive
2分前
配信
リプ 4.8万 rt 6.8万 ♡ 8.5万
ツイートして一気に万単位で伸びるのって普通に凄いよな、まぁいいかてか何の配信しようかな。雑談?歌枠?まぁここは雑談で良いや。とりあえず配信開始する。
ラルク『てことで、こんラルク!VLIVE所属5期生のラルクだよー!眷属の皆は元気にしてたかなぁ?てことで今回は適当に雑談でもしていきたいと思いますぅ〜。ん?お!赤スパテンキュー!』
チャット欄にはもう既に大量の赤スパが投げられており、普通のチャットを見つける方が至難の技と言っても過言ではないだろう。
ラルク『あ〜、てか俺の誕生日いつだっけなぁ?俺も椎名先輩みたいな誕生日LIVE開きてぇなぁ。』
[普通に開けると思うんだけど?]
[ガチそれw 逆にラルクの規模で開けない方がおかしいわw]
[てか早く先輩とかとコラボしろよ。他の5期生は皆コラボとか決まってるぞ。]
[え?マジ、初耳]
[これだからチー牛は.....]
[これだけでチー牛とか判断するお前の方がチー牛やろ。お前は大人しく赤スパでも投げてろよw]
[なにチャット欄で争ってんの?争いたいならスレの方いけよ]
ラルク『え?他の皆先輩とコラボ決まってるんだぁ〜、俺の事誰かコラボに誘ってくんねぇかなぁ。』
そんな事を言ってると、チャット欄がとんでも無い事になった。
十六夜 梨花/izayoi rika🗡[ラルクくん!コラボしよーよ!]
アリス/ARISU🍎[えー、ラルクくんは私とコラボするの!梨花先輩は下がってて!]
椎名 香織/siina kaori💕[ダメ!後輩ちゃん達には悪いけどもう既にラルク君とはオフの方でコラボの約束してるから!]
リリス・スカーレット/ririsu Scarlett[オフの約束がなんだって言うのよ!私とラルクくんは吸血鬼同士つまり同種族って訳だから必然的に私とのコラボが最優先になるのよ。]
沢山の大物の先輩が来てくれる事になった訳だが、、、ん?このリリス先輩?は初めて見る人だ。しかも同じ吸血鬼同士...... 設定上はこの人も吸血鬼という事か、少し興味が湧いてきた。こっちからコラボに誘った手前椎名先輩には申し訳ないが、今はリリス先輩の方に興味の度合いが傾いた為この人と先にコラボをする事にした。まぁ口には出さないが。
にしても......
ラルク『先輩方とりあえず落ち着いてください(笑) 今は雑談配信なのでそういうチャットは控えてください。』
そう言って何とか場を収める事に成功した。
ラルク『てかさぁ、眷属の皆よ。何か正直言って俺雑談とか歌枠とかあんま好きじゃないから次の配信とかゲームやりたいんだけど、何かやって欲しいゲームとかある?』
[A○EX!!]
[ラルクならゲーム上手いし俺は賛成]
[けどさぁ、正直A○EXとかやったら、例の合コン大会とかに出ちゃったりしないかな?そこは不安が残るところ。]
[あー、それは確かに]
[あの大会ほぼ絵じゃん笑笑 スレで叩かれまくってるよw]
[あれはえぐいだろ笑笑 確かにそこは心配だわ。もし出るようなら俺はラルクにA○EXはやって欲しくないかなぁ。]
ラルク『ふーん、A○EXかぁ。まぁ確かに良いんだけど流行りのゲームとかあんまりやりたくないんよなぁ。』
ここで俺が、『あぁあの合コン大会笑笑 出る訳ねぇだろ笑笑』とか言ったら炎上確定なのでなるべく、良い立ち回りでA○EXを回避する。どうやらVLIVE界隈ではA○EXが嫌われているらしく、あまりやらないで欲しいと蓮夜さんにキツく言われていた。まぁ配信裏では沢山やってるが.....
ラルク『うーん、まぁこれは何かアンケートとか取った方が良いのかなぁ。明日にでもTwitterとかでアンケ取るわ、そん時は投票宜しく〜!』
[了解]
[おけ]
[りょ]
[おけラルク]
[おけラルクってなんぞや()]
『あぁ!そういえば、先週ぐらいに公開された呪○ 廻戦マジ良かったよなぁ......』
などと無難な雑談を2時間ぐらい続けその日のラルクの雑談配信は終了した。
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