第12話 ソロマ〇クラ配信
昨日の5期生コラボはかなり大好評だったらしく、近々先輩方とのコラボも解禁するかもという話を昨日の夜、蓮夜さんから聞いた。
それにしても先輩方とのコラボか。俺が知ってる先輩といえば、十六夜さんとアリスさんぐらいだが。まぁいいか。
とりあえず今日はソロでマ〇クラ配信をやって欲しいと蓮夜さんに言われてるので予定通りやる事にする。てことで、配信開始っと。
ラルク『はい、こんラルク〜。てことで今日はソロマ〇クラやってくよ〜、てか眷属の皆昨日の5期生コラボの配信見た?盛り上がり凄かったよねぇ笑』
[こんラルク〜]
[こんラルク〜]
[見た見た!マジ凄かった!]
[あんな赤スパ祭り見たの初めて笑 ラルクのスパチャ解禁配信より凄かったぞ笑笑]
[あれはVの伝説に刻まれるな。確実に]
[そらそうやろ。]
[てか今日はマ〇クラでなにやんの?]
ラルク『ねー、凄かったよね〜。んで、今日は何をやるかというと、普通にサバイバルやっていこうと思ってる。』
[普通のサバイバルか。]
[何かありきたりやな。]
[まぁ、ここがラルクの良い所?でもあるし、ね....]
[俺は普通のサバイバルでも全然良いんだが、何か問題あるん?]
[いや、何か縛りとかかけた方が面白しいさ.......]
[別に良いやろ。本人のやりたい様にさせたければいいやん]
[別にダメとは言ってないやん。]
チャット欄に不穏な空気が流れ始めたので、俺は即座にある事をする。
ラルク『あ、、え、やばぁ!?』
[ん?どした?]
[どしたどした]
[どしたの?]
ラルク『昨日買ったばかりのチェン〇ーマンの漫画にお茶溢しちまった!?マジ最悪なんだけど!?俺の500円がァァぁぁぁぁぁ。』
[チェン〇ーマン??]
[あぁ、あのイカれたチェンソーの姿をした主人公が悪魔を殺してく漫画だっけ?]
[そういえば、そんなのあったな。]
[てか、これが一回の配信で2000万稼いだ男の言葉かよwww]
[それな笑笑 500円ぐらい今のラルクにとっては端金に過ぎんやろ笑笑]
[500円をバカにする奴は500円に泣くんやで]
[なにそれ、ことわざ?]
[古臭いおっさん視聴者は帰ってもろて]
とりあえずあの不穏な空気を無くすことには成功した様だ。また別の問題が起きそうな雰囲気だが、そろそろマ〇クラを初めて視聴者の気をそっちに逸らすしかないだろう。
ラルク『じゃあ、やってくか。ワールド生成っと。てかサバイバルサバイバルって言っちゃけったけど、サバイバルって一体何をすればいいの?眷属の皆教えて。』
[何も知らねぇのにやろうとしてたのかよww]
[とりあえず何も持たないで洞窟行けば解決や。]
[お前それじゃ死ぬだけじゃねぇか↑ww]
[とりあえず何か木とか彫って作業台とか作れば良いんじゃね。]
[それやな。]
[今日何時間配信するの?]
ラルク『うーん?明日は土曜日だし6時間くらい配信するつもり。しんどいけど、マネから最後までやったら、何か奢るって言われてるし頑張るわ。んで、あからさまに俺を騙そうとしてるコメントは無視して、優しい優しい眷属の人達のコメントを信じながらやってくわ。』
その後は視聴者のコメントのおがけもあってか、あれこれ色々やってみて今じゃフルダイヤ装備とエンチャントされたダイヤ剣やエリトラをゲットし、完全に舞い上がってる状態だった。
ラルク『ふーん!!どうだ!眷属の皆!これで俺は最強だ!ってそろそろ石を永遠に掘り進める作業も飽きてきたなぁ。』
俺はとある建物を作る為に石を大量に欲していたため、現在進行形で掘り進めてる状況だ。そんな俺はとあるモノを見つける。
ラルク『お!ダイヤじゃん!さいこー!よーし、掘ろ掘ろ!』
そう言って下にあるダイヤを掘る。その行動がとんでもない結果を招いてしまう事とも知らずに......
ラルク『よーし、掘れt)) え?』
俺が掘れたと言おうとした瞬間俺はマグマにダイブした。
ラルク『ちょちょ、こんなとこにマグマって、マジかよ。やばいやばい死ぬ死ぬ!?眷属の皆助けて!』
[あーあw]
[しーらねw]
[全ロス確定やなww]
[ラルクよ。仕方ない。諦めろ。]
[お疲れ様でした。]
[おつラルク]
ラルク『勝手に終わろうとしてんじゃねぇ!!あ、あ、死んだ.....』
俺の装備達が焼け死ぬ音を聞きながら、俺自身も死んだ。
[全ロスお疲れ様。]
[全ロスお疲れ様です。]
月乃桜/tsukino sakura[ラルクくんど、ドンマイw]
[微笑で草]
[情けないぞラルク]
ラルク『あ、あ、けどさ!まだ残ってるかもしれないんじゃん!あの装備達が焼け死ぬ音は幻聴だった可能性も.... あるかも。あそこに戻らなきゃ。』
そう言って俺は装備も何も持たないで必死に走り出す。そして辿り着いた先には経験値しか落ちてなかった....
ラルク『あ、あ、』
その後10分くらい放心状態になり、チャット欄も励ましのコメントで埋め尽くされる。
ラルク『ま、まぁ、人間後ろを向いてちゃ何も進まないしな!くよくよしてても仕方ないし、また集め直そ!』
[その意気]
[これが我らが王ラルクよ]
[さすが!]
[優しい世界]
その後、何とか必死にやり死ぬ前より強力になったダイヤ装備などを身に纏っているラルクであった。(※ちなみにラルクのスキンはVのモデルをそのままスキンにしたような感じです。)
ラルク『よーし、じゃ!次回はエンドラ倒しにいきますか!残り1時間はダイヤ探しの旅をする時間にしたいと思う。てことでレッツゴー!』
その後、またもやマグマにダイブして全ロスした事は..... 言うまでもない。
ラルク『あ、そういえば、告知入りまーす!明日歌ってみた動画出すんで、お楽しみにぃ〜。是非見てくださいね。てことで、今日もお疲れ様でした〜、眷属の皆ばいばーい!おつラルク〜。』
[おつラルク〜]
[おつラルク〜]
[おつラルク〜]
[おつラルク〜]
[おつラルク〜]
配信終了と同時にいつもの真顔に戻る。だがそれと同時に今日の配信について思うこともあった。
今日の配信ちょっと楽しかったなぁ......
その気持ちは表に出る事はないがらも、しっかりと和人の心に刻まれていくのだった。
【ゲーム配信】今日はソロマ〇クラ、全ロス?俺がする訳ないじゃない。【VLIVE/ラルク😈】
26.3万人が視聴中
ラルク/RARUKU😈
チャンネル登録者数198万人・15本の動画
VLIVE5期生の新人Vtu 〉
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