不思議な味わいでした。
いや、むろん、楽しい「不思議さ」でした。
今回のお題、「乗り物」がからまないとクリアできないと思っていましたが、列車と飛行機を、こうしてからめてくるとは……。
あと、列車って、たしかに彼岸と此岸の行き来を想起させますよね……。
最後のカーテシーっていう言葉にやられました。
こういうのを「締め」に持って来られるとは、さすがです。
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
コメントとレビュー、ありがとうございます!
タイトルを決めてから、電車の話にしようと考えて、死者と再会する話と構想が固まるまでは、すんなりと行きました。
確かに、『銀河鉄道の夜』をはじめ、列車とあの世の話は意外とあるような気がします。そのイメージがあっての連想なのかもしれません。
貴族の女性がやる礼を描きたいと思い、調べてから、カーテシーを出しました。
耳慣れない言葉を使うのは避けるのですが、今回はこれを出したことで、物語を上手く締めれたようで、ほっとしました。
平和な時代にも、こういう周りに流されず、自分の世界を持ったクラスメートって、クラスに一人はいた気がします。話すと不思議に気持ちが和んだり。
サミーの清い感じが胸に沁みます。一幅の絵を見ているような気持ちになるお話でした。
作者からの返信
コメントとレビュー、ありがとうございます!
サミーは自分の芯を持っている、でも多くは語らないキャラとして描きました。
そういう相手との対話が、自分の世界を広げていくのだと思います。
「一幅の絵」というお言葉、ありがとうございます。
描写に力を入れて良かったです。