登場人物紹介・第一章まで

 年齢は、第一章終了時点(1413年)。

 ネームドキャラクターは実在した人物です。

 名前を検索すると、生没年などネタバレ込みで詳細なプロフィールが分かります。


 作者の力量不足で、時代考証が甘い部分もありますが、ストーリーに支障を来さないようにわざと簡略化している部分もあります。ご容赦ください。


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▼シャルル・ド・ヴァロワ(Charles de Valois、10歳)

本作の主人公。狂人王シャルル六世の10番目の子で、第五王子。

王城で生まれたが、浪費家の母妃に養育費を使い込まれて衣食に困窮していた。

ある侍女の機転で王立修道院に預けられる。両親、兄、姉、宮廷生活を知らない。

マリー・ダンジューとの婚約を契機に、アンジュー家に引き取られることになった。

1403年2月22日生まれ。称号はポンティユ伯。



▼ジャン・ダンギャン(Jean d'Enghien、11歳)

主人公のいとこ。王弟オルレアン公の庶子。

主人公とともに修道院で育つ。ゆるい主従関係。

王族の端くれだが、騎士になることを夢見てこっそり修行中。

1402年11月23日生まれ。称号はデュノワ伯(暫定)。



▼狂人王シャルル六世(Charles VI/Le Fou、45歳)

主人公の父。フランス王国ヴァロワ王朝、第四代国王。

生まれつき精神が弱く、統治能力に欠けている。たびたび問題行動を起こす。

1368年12月3日生まれ。



▼イザボー・ド・バヴィエール(Isabeau de Bavière/Reine de France、43歳)

主人公の母。シャルル六世の王妃。

王弟をはじめ、名のある貴族たちと見境なく関係を持つため、淫乱王妃と呼ばれる。たいへんな浪費家で、王子王女の養育費まで使い込む。

1370年4月28日生まれ。



▼王弟オルレアン公(Louis d'Orléans、故人)

狂人王の弟。主人公の叔父。ジャンの父。

王妃の愛人ブルゴーニュ公に暗殺される。

1372年3月13日生まれ。1407年11月23日没。享年35歳。



▼ヨランド・ダラゴン(Yolande d'Aragon、29歳)

アンジュー公の妃。マリーとルネの母。

マリーとの婚約を名目に、主人公を修道院から引き取った。

慈愛と聡明さを兼ね備えた美しい貴婦人。

1384年8月11日生まれ。



▼マリー・ダンジュー(Marie d'Anjou、9歳)

アンジュー公とヨランドの長女。主人公の婚約者。

1404年10月14日生まれ。



▼ルネ・ダンジュー(René d'Anjou、4歳)

マリーの弟。騎士道物語が好き。ちょっと寒がり。

1409年1月16日生まれ。



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