その想いは湯気と共に

やるせなさや焦燥感と思い出が交差するストーリーが良き。
廃校でカップ麺を食べると言う一見意味の無い行為の中、何かを掴みたくて藻掻く主人公の心情が現れていると感じました。
後半部分の心温まる交流は歳を重ねた者だからこそ感じられる良さがありました。

短編ですが読み応えのある作品です。