第2話 山のふもとの団子屋
「山を降りたらちょっと小さい団子屋と、イスがちょっと並んでいる所がありました」
「どうします?」
『覗く。戸をたたく』
「どんな感じでしゃべるか?」
『ちょっと道に迷ったんですけど。私、どこどこに帰りたいんだって』
『たぶんね、おなかなかすいたとはおもわないと思う、その時は』
『だからただ家に帰る方法をもしそれを教えてくれるってんなら』
『すみません、ここに住まわせてくださいって言うかもしれない』
「なるほどね。そこにじゃあちょっと中に店主がいて」
「人っぽい感じの人がいて」
「どこから来たの、お嬢さんって声をかけられます。どうしましょうか?」
『それはここにいたけど、もうここの住所(日本の神奈川県)を言うね』
「ここの住所言っちゃう!?」
ピュアすぎる。まだ、日本のどこかだと思い込んでいるようだ。
「返事としては、いやそんなところあるわけないよ。本当お嬢さんどこから来たの?」
『どこからいったんだろうね? 今山を下ってきました』
『その前はどこかっていうわけ?』
「そうそうそうそう」
『帰るところがわからないので、ちょっと聞きに寄ったんですって話をして』
『この山から今下りてきて、お宅が見えたから』
『こんなとこないって言われたら、私どこへ行くのだろうね』
「あの山、トナリ山っていう山で人が来ないからね」
「珍しいお客さんだね何か食べに行くかい?」
『でも金持ってないです』
「今、手持ちを調べると、石を砕いて尖らせた刃物ぐらいしか持っていなくて」
「基本なんかお金になるものはない」
『すいません、何もないんですけど、ごちそうしてもらえますかって言う』
『でもお腹空いてないんだよね、まだ』
「たぶん今のところは起きた直後はおそらく満腹、普通の状態でまだ特に飢えてはいないから」
『まったく知らない人の家に泊まるってことはしないから、ずっと道なりに歩く』
「あっちの方に村あるので、何かいろいろこう、物を買ったりとか」
「食事もあるから行ってみるといいんじゃない」
「団子屋さんのところから5キロくらいかな。山道を行けば、平坦に行けば村あるよ、と」
「どうしましょう?」
『歩く。5キロだったら歩く。4キロで1里だもんね』
『1里ちょっと。私が駅に、私が中学へ行くのはそれくらいだったから』
『まあ1時間かかるよね、普通にね』
「じゃあ歩きましたと」
「残り1キロくらいの時にこう…湯気が」
王都にある工業地帯が見えてきたようだ、と暗に伝えた。
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