第38回 YOASOBIの曲と原作小説 まとめ その2

 続きです。


「怪物」

https://www.youtube.com/watch?v=dy90tA3TT1c

 YOASOBIの7曲目。一番好きな曲です。


 最初に聴いた時はあまりいい曲だと思わなかったです。あのちょっとけだるい感じのスタートが好きになれませんでした。でも、聴けば聴くほど引きこまれてしまう魔力があります。特にサビのメロディと歌詞が最高。МVが超カッコイイのも素晴らしい。肉食動物としての食べてしまいたいという欲求と恋心の葛藤が示された後で「俺が全部壊してやる」という文字が浮かび上がる。そして迫真のハルちゃんの手をとって走るシーンと、最後の安堵の表情で二人並んで遠くを見つめるシーン……シビれます。


 そんなツンデレな曲が怪物です。


 アニメ「BEASTARS」のオープニングテーマソングです。


「自分の胸に自分の耳を押し当てて」(板垣巴瑠 著)

https://bst-anime.com/images/music_novel_sp.jpg


 板垣巴瑠著の漫画「BEASTARS」は、草食動物と肉食動物が共存する世界を描いています。「自分の胸に自分の耳を押し当てて」は、狼の主人公と兎のハルちゃんの恋の物語です。



「優しい彗星」

https://www.youtube.com/watch?v=VyvhvlYvRnc

 YOASOBIの8曲目。アニメ「BEASTARS」のエンディングテーマソングです。ikuraはこの曲が一番お気に入りだとか。


「獅子座流星群のままに」(板垣巴瑠 著)

https://bst-anime.com/images/music_novel_ed_sp.jpg


 これも怪物と同じく漫画「BEASTARS」が原作です。「獅子座流星群のままに」は、鹿のルイとライオンのイブキの友情の物語です。



「もう少しだけ」

https://www.youtube.com/watch?v=K1Tz2yNmamI

 YOASOBIの9曲目。5番目に好きな曲です。まあどの曲も好きなのですが。あくまでも順番は相対的なものです。YOASOBIはちょっとダークな曲の方が人気がありますね。私はこの曲みたいな明るいメロディも好きです。


 お墓参りを「会いに行くよ」という言い方も好きですね。私の母も亡き父の墓参りに行くと、いつも墓石に向ってなにか語りかけています。あたかも生きているかのように。


 フジの「めざましテレビ」のテーマソングです。


「めぐる」(千春 著)

https://monogatary.com/story/146439


 朝、同じ占いを見た3人の登場人物に起こるちょっとしたハプニングを起点に、小さな幸せが連鎖していく様子を描いた短編小説です。



「三原色」

https://www.youtube.com/watch?v=nhOhFOoURnE

 YOASOBIの10曲目。印象的なイントロと間奏が癖になる名曲。ドコモ ahamoの CMソングに採用されました。


「RGB」(小御門優一郎 著)

https://ahamo.com/special/yoasobi/


 男二人と女一人という、微妙だけれどもとても仲の良かった三人の久しぶりの再会について描かれた小説です。

 大学の時の友人でこの小説に出てくる三人のような関係の、他の二人を思い出します。私もそのうち自分の小説で書いてみたいです。



「アンコール」

https://www.youtube.com/watch?v=vcGbefQBvJ4

 YOASOBIの11曲目。Google PixelのCMソングに採用されています。「世界の終わり」という信じがたい状況とうらはらに希望を感じるメロディの曲です。


「世界の終わりと、さよならのうた」(水上下波 著)

https://monogatary.com/story/50040


 世界の終わりの前日に運命的に出会う二人。それでも二人は音楽を奏でます。最期の時に演奏されるピアノとギター。きっと世界の終わりは来ない。そう思わせるラストは感動ものです。



「ラブレター」

https://www.youtube.com/watch?v=mnta9Pp2LqA

 YOASOBIの12曲目。YOASOBIっぽくないと言われていますが私はそうは思わないですね。「あの夢をなぞって」とか「もう少しだけ」と似たテイストの明るいメロディーの曲です。歌詞もとてもいい。音楽の素晴らしさを小学生目線の手紙から上手く描いています。


 この曲の原作は小説ではなく、「はつねさん」のお手紙「音楽さんへ」です。

https://www.tfm.co.jp/post/lettersong/


 楽譜のような便箋を使った手紙が泣かせます。


◇◇◇◇◇◇



 読んでいただきありがとうございました。


 次の第39回は引き続き「YOASOBIの曲と原作小説」です。

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