短編ホラー集

一了

第1話 近づく音

姉の可愛がっていた人形が捨てられていた。

夜も更け、3時頃だっただろうか、

電話が鳴った

音は鮮明に聞こえないが、受話器から鳴っている筈の音が次第に近づいているような

気がする。


コンコン


「見ぃつけた」


ドンドン


扉を叩く音が次第に大きくなる。

姉が僕から受話器を奪いコード抜いた。

それでも電話は鳴り止まない。

姉が覆い被さる様に僕をかばった。


気がついたら、夕暮れのままだった。

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短編ホラー集 一了 @mamoru_1126

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