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ブータンの人たちがどのように幸せなのか、そこは慎重にメスをいれていかなくてはならないな、たぶん。

 比喩ではあるが、眼球から脳みそに至るまで、全ての組織を残らず解剖するか、それとも、遠目に見守るか。


補:国の力を図るために、GDPとかの数値があるが、その数値を突き詰めてもそれで計測できるのは人々の物質的豊かさだけであった。

 自分にはあまり信頼できないが、たまに見る本では、資本主義に染まっていないこどもたちは、本当に純真だったと簡単する人が多くいるのである。北朝鮮に行ったカメラマンもこどもたちの写真にそう添え書きしていた。

 そのため、親ガチャだの、エリート官僚だの、負け犬だの、そういうヒエラルキーのない世界こそ幸福ではないか、とブータン国は考える。

 パパラギといって「ドイツ人が」批判したとおり、資本主義の効率化社会にはあまりにも余裕がなかった。朝7時に起きて40分は満員電車に突っ込み、脇目も振らずに会社に直進し、働き尽くしてまた朝よりは少しましな満員電車に乗り込んで帰宅し、当然のように用意された夕飯を食べて寝る。

 これをかの国は避けようと考えた訳だ。正しいのかはまだまだ分からない。


 パパラギだが、ウィキ見たが、サモア人がそのようなスピーチをしたと言う本であるが、フィクションらしい。まあ、説得力ある世情批判をして、いい話だなぁをしようとしたらしい。もしろん、ウィキは一次資料ではないので、実際のところは知らない。

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