第19話 宝物庫の守護者 2

エリーゼ達プラスハーピークイーンは

大変だった!


永遠に小説を読まさせられて!

エリーゼ エルザはグッタリ


シテルやハーピークイーンは聞き入っている

人気なのは【恋愛もの】

日常ものやファンタジー


SFはこの世界のものではピンとこない!


漫画の類もページを開いて見せている

グリフォンからすると小さすぎて本を

開きずらい


エリーゼエルザの代わりに

今ではクイーンがペラペラめくっている!


エリーゼ達が驚いたのは膨大な書物

乱雑に山のように積んであったものを

整理している


クリスに目録を、作っといてくれと頼まれて

貴重な異世界では値段がつく

異世界のノートとボールペン(コンビニ産)

を渡されて作っているが

とても2日では終わらない!


シテルは自慢げに言う

私は頭がいいからな

人間の言葉はテレパシー無しでもわかる!


お前もそうなれと支配者権限で

クイーンにも押しつけられる



だが言葉の意味はテレパシーをの併用で

無理すれば覚えれる可能性は

あるが文字を読むのは難しすぎる

なんとなく処ろかかなり難航しそうである


原作の漫画や小説などを読んだ後に

それに関連する薄い本を見つけて

全員は驚きながら読んでいる!


エー!こんな裏設定が?!

こちらでは別の男同士がカップルに

あまりにエロい春画に描かれており


姉のエリーゼとハーピークイーンは

抵抗値が低すぎて

レジストできず精神が即死

卒倒している!


ハーピーさん意外とピュアなんですねえ


シテルは情けない!といい

エリザはうちの姉も女の園で育ったから・・

真面目でこの手の本は

距離を置きながらであまり読んでない

らしい



後に洗脳されてピュアのかけらも

無くなるのだが・・・


シテルの口癖なのか

「私は配下には気前が良いからな!」

「下僕になるなら褒賞を与えよう!」


エリーゼエルザは悩んだが!


シテル寝床の金貨の山を見て

雇い主が一時的に変わったと見れば・・


金貨に目が眩んで配下に落ちている

わたしには様付けするように、

命令には従うように!


金貨1枚 生活費換算10万円ぐらいの

価値があるので1日で10枚も貰えるなら

2日と言わずにまだ居たいぐらいである!


その頃、第九騎士団は良い意味で

大混乱なのだが!


ゲートを壊した英雄のエリーゼエルザが

帰還しない!


3ヶ月の約束なのだから

クリスは返す気はないのだが


この国は税金の代わりにお布施で

収入が決まる世界


人気のある教会や騎士団

教皇の本庁や精鋭の騎士団に

王族貴族国民から 

お布施のお金が積み上げられる


その行き先が第九騎士団へ集中したのである!

だが肝心の英雄が帰還しない!


団長のエルフリーデは胃が痛い思いで

胃に穴が開きそうになっている!


現に今は手を出せないシテルの住処

物理的にも不可能である!


世論の問題で本庁からの授与式の日取りまで

決まってしまい!


どう見てもそれには間に合いそうもない!

責任問題に発展したらどうする?


世論が味方をしているうちは

処罰やお取りつぶしは無いと思うが

なによりも、味方の国民の世論でさえ怖い!


前から第九騎士団を馬鹿にしていた

第六騎士団が国民の怒りを買い

非難の嵐で解体に追い込まれている


精鋭の1〜3の騎士団を除外しても

中堅どころでどう見てもうちらより

素晴らしいところである


あまりにも哀れで、なんの罪もない兵達を

路頭に迷わないようにうちで吸収して


本当の戦闘部門の騎士団が完成している

今までなら敵に近い国に帰ろうとしていた

団長すら引き止めて吸収

今では配下にまで落ちている


市民達の怒りは第六騎士団団長が

【第九騎士団の一兵卒まで落とされた?!】

それからは鎮静化である

名ばかりで吸収した第六騎士団の指揮を

取らせているのだが


元々格上に近いものが配下になり

命令に服従とかやりずらいにも程がある


お布施の増加によりいくらでも

賄う予算があるのだが・・・

既に本庁からの予算配分要らずで

逆に収めてばら撒く立場である!


その象徴である

今回の英雄が帰還しないのは不味すぎる!



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る