4-3

 舜とお昼ごはん一緒に食べていた時


「今年のクリスマスはホテルで一緒に過ごそうよ 予約するから」


「えー お泊りなんですかー」


「そう メリケンパークのホテルで 良いだろう?」


「えぇ まぁ でも・・ うれしいんですけど・・」


「けど? 楽しめばいいんじゃぁない?」


「そうですよね 楽しみにしています」


 私は、又、決心しなきゃぁなんないんだと思っていた。この前、抱いて欲しいと思っていたんだけど・・ほてっていた。


 会社に戻って、響先輩に報告すると


「良かったじゃぁ無い 今年も誘われて・・ 私とこなんか、もう、醒めたみたいで、全然その気ないんだから・・」


「イベント無しなんですか?」


「形だけでも、ケーキとお料理ぐらいはするけどね 全部、私に任せっきりなんだから・・ 男ってそんなものなのよ」


「そうかー 舜もそうなるのかなー」


「舜 ねぇー うふっ 熱いね もう、あっちは、済ましたの?」


「あっちって? やだー 先輩 私 そんなー」


「あのねー あんまり、じらすと 早坂さんだって、他の女の子に眼がいっちゃうよ そうなると、もっと、すずりちゃんがみじめになるでしょ ほどほどにしないと自分の首を絞めるようなものよ」


「うん わかりました」


「本気なんなら 今度がチャンスよ そろそろ1年になるんだからね」


 そうなんだ。確かに、この前からも、しばらく経っているし・・男と女の間柄ってそういうものなのよねって、思っていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る