切ない夜が、今日も明ける。

すごくすごく考えて。

ベストだと思ってそうするのに。

何故か、いつも、空回り。


だったら。

何も考えずにいたらって思ってそうしたけど。

やっぱり、また、空回り。


タイミングが合わないのって。

ただ、時間が擦れ違ってるだけじゃなくて。

その度に。

心に少しずつ少しずつ距離ができてるような気がして。


夜明けの空の下で。

毎日毎日言葉を交し合ってたのが、まるで夢のよう・・・

だけど。

空は今日もあの頃と変わりない色合いで、明けてゆく。

それが。

あたしの身体を切なくシメツケているのを。


あの人は、きっと知らない。

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