460_ストレスを感じたら、感じたままに表現しよう【好感度アップ】 #ストレス #行動

「ルネサンス期の彫刻家ミケランジェロ・ブオナローティは『二次元で表現する絵画よりも、三次元で表現する彫刻の方が上である』と言ってます。三次元のほうが圧倒的に情報量が多いですからね」


「やっほー、人生よくなってる読者様。使える知識をお届けする世界一の美女サクラです! 今回は『ストレスを感じたら、感じたままに表現しよう【好感度アップ】』のお話をしますよ」


「では、よろしくお願いします」


「読者様はストレスを感じたとき、どうしてますか?」


「顔や髪を触ったり、爪を噛んだり、ペンを回したり、貧乏揺すりをしたり、様々な行動をすることがあること思います」


「そんなちょっぴり不思議な行動を周りの人に見せたら、みっともないと思われるので隠しますか?」


「それともどう思われてもいいから、ストレスを感じたままに表現していますか?」


「実はこれ、どっちがいいか答えてが出ているのです」


「どちらかは他の人からの好感度が上がることが判明しているのです」


「今回は、人前でストレスを感じたときにどうすればいいのかについてお話ししたいと思います」


「ストレスを感じた際の参考にしてください」


「参考文献はイギリスのノッティンガム・トレント大学の研究となります」


「研究者は31人の参加者を集めて、ストレスを受けてもらいました」


「参加者のプロフィールを根掘り葉掘り聞いたり、壇上でスピーチをしてもらったり、数学のテストを受けてもらったり、模擬面接を行ったりしました」


「ストレスを感じている参加者の様子を撮影していまして、その映像を別の参加者に見てもらい、評価してもらいました」


「ストレスを感じた際にどのような行動を取ると好ましいか調べたわけです」


「さて読者様、ストレスを感じたら隠したほうがいいのでしょうか? さらけ出したほうがいいのでしょうか?」


「ストレスを表現するとみっともなく見えます。下に見られるのでよろしくないのでしょうか?」


「それとも、素直に表現したほうが、素直さを評価されて好感度が上昇するのでしょうか?」


「はたして、どっちが正解なのでしょうか?」


「分析の結果、ストレスはーー」


「素直にさらけ出すほうがいいことが判明しました!」


「素直にストレスを表現していた参加者ほど、好感を持たれていました」


「面白い結果ですよね」


「ポーカーフェイスが悪いとはいいませんが、ストレスを感じたら素直に行動に出したほうが周りからは好感を持たれます」


「読者様もストレスには素直になりましょう」


「ストレスを表現したほうが好感度が上がる理由について、研究者は、素直な人だと思われるから、と述べています」


「自分に正直な態度を取ることで、周りからも素直な人だと思われて、好感度が上がるみたいです」


「なので、ストレスを表現するのはみっともない、と思う必要はありません。むしろ、弱さを積極的に見せていくほうがいいのでしょう」


「他にも、ストレスについて判明していることがあります」


「それは、他人がどれくらいストレスを感じているのか見抜く能力がある、というものです」


「参加者にどれくらいストレスを感じているのか答えてもらい、評価者には参加者がどれくらいストレスを感じているのか推測してもらいました」


「その結果、両者の答えはほとんど同じでした」


「しかも、知らない人でもストレスの度合いを見抜くことが可能でした」


「つまり、ストレスを隠していても、他人からはストレスを隠していることがバレバレなんです。この結果も相まって、ストレスを隠すのがよくないのでしょう」


「また、他人のストレスを見抜く能力にも良し悪しがあることも判明しています」


「能力が程ほどの人は、社会的な繋がりを多く持っていました」


「ストレスを感じている人を見つけて、助ける行動が増えるので社会的な繋がりも同時に増えるみたいです」


「ただし、気を付けたいのが見抜く能力が高すぎる人です」


「見抜く能力が高すぎると、他人のストレスを自分のストレスのように感じてしまいます。余計にストレスを感じてしまうので、逆に人との繋がりを減らす傾向があります」


「能力については高いことが必ずしもプラスに働くとは限りません。やっぱり程ほどが一番なんですね」


「能力が高くて難儀するってのは不思議ですよね、って所で今回のまとめです」


「研究者は参加者にストレスを与えて、ストレスをどうするか撮影したよ」


「映像を他の人に見せて評価してもらったよ」


「すると、ストレスを素直に表現しているほうが好感度が高くなっていたよ」


「素直な人は好感度が高まるみたい」


「読者様もストレスを感じたら、素直になろうね。好感度が上昇するよ」


「とはいえ、無制限にストレスを表現するのもどうかと思います」


「悪態をついたり、八つ当たりをしていたら、さすがに好感度が上がることはないでしょう」


「この人はストレスを感じているな、と分かってもらえるくらいの調度いい案配に納めましょう」


「素直に表現しすぎたら逆効果の可能性もあります。気を付けてください」


「感情表現が豊かな人のほうが好かれる、というのは以前から判明していまして、ストレスでも同じことが言えるのでしょう」


「読者様、周りから好かれたければ素直が一番です。感情を我慢することはやめましょう」


「余談ですが、ストレスを表現するのは人やサル、チンパンジーなどの類人猿くらいだそうです。イヌやネコはストレスを出さないみたいです」


「ペットを飼っている読者様、人と同じようにストレスを表現してくれると思ったら大間違いですよ。ストレスを感じていないか、ちゃんと見極めてくださいね」


「ということで、今回は『ストレスを感じたら、感じたままに表現しよう【好感度アップ】』のお話でした。読者様の人生の潤いになれば嬉しいです」


「最後まで、ありがとうございます。高評価や応援コメント、お願いします」


「読者様が『こんなことが知りたい』というリクエストも受け付けてます!」


「次回の『地中海食が脳にいいらしい』で、お会いしましょう!」


「もしくは、読者様が気になるお話でもいいですよ。目指せ、知識の宝物殿。バイバイ」



参考文献

Signal value of stress behaviour

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