441_行きたくないパーティを断っても嫌な顔をされない言い訳とは? #言葉 #人間関係

「古代ギリシアのストア派の哲学者エピクテトスは『そしてきみがもし自分のところに出されたものさえも手に取らず、断ることもできたなら、きみは神々の饗宴への招待客であるばかりでなく、彼らと同じ支配者となるだろう』と言ったそうな。上に立つ人はノーと言える人ですよ」


「やっほー、役立つ知識を伝える世界一の美女サクラです! 今回は『行きたくないパーティを断っても嫌な顔をされない言い訳とは?』です。よろしくお願いします」


「社会で生活をしていれば、行きたくないお誘いが来るものです」


「まあ、私は友達が少ないので、お誘い事態が少な……げふんげふん、不要な話でした」


「ともかく、社会で生きていれば、どうしても行きたくないパーティや飲み会に誘われます」


「そんな時、読者様はどうしてますか?」


「断って、変な空気になるのが申し訳なくて、嫌々行くことにしますか?」


「読者様、そんな苦労はもうしなくていいのです! 安心してください、これからは行く必要はありません」


「今回はお誘いを断っても、相手に嫌な顔をされない方法をお伝えしたいと思います。花見、飲み会、コンパ、忘年会など、行きたくない場合に活用してください」


「参考文献はアメリカのオハイオ州立大学やハーバードビジネススクールなどの研究です」


「お誘いを断る時のパターンというのは意外と少ないです。研究者は時間がない、お金がない、の二つに絞って実験を行いました」


「まず、SNSで二つの断り文句をそれぞれ500件調べました」


「その結果、時間がない、という理由でお誘いを断っていた場合、「いいね」される数が少ないことが判明しました。同時に、フォロワーの数も少ないことが判明しました」


「読者様も、SNSで時間がない、とお誘いを断っていたらフォロワーが離れてしまいます。投稿することをやめましょう」


「次に研究者は400人を集めて、友達を自分のコンサートに誘うという姿を想像してもらいました」


「そして、時間がない、お金がない、のどちらかの理由で誘いを断られます。その際、どういう感情を抱くのか調べました」


「読者様はどちらの言い訳のほうが好ましいですか?」


「時間がなくて忙しい人を呼ぶのは申し訳ないと思いますか?」


「お金がないのに、呼んだら可哀想だと思いますか?」


「はたして、どちらがお誘いを断る言い訳として優秀なのでしょうか?」


「結果ですね、お誘いを断るのに向いている言い訳はーー」


「お金がない!」


「お金がない、という理由で誘いを断った場合、相手は親しみを感じていました。特にマイナスの感情を抱くことはありませんでした」


「つまり、お金がないと断れば、相手は嫌な気持ちにならないのです。落ち込むこともなく、気にされません」


「一方で、時間がない、という理由で断った場合、相手との距離が離れていました」


「断られた側は相手との親しさが減っていることが確認されました」


「端的に言って、仲が悪くなった、ということです」


「時間がない、という理由で誘いを断ると人間関係にヒビが入ります。友達が大切なら、絶対に言ってははいけません。肝に命じてください」


「研究者は他にも同様の実験を行っています」


「友人をパーティに招待する姿を想像してもらって、時間がない、お金がない、のいずれかを言われ所まで想像してもらいました」


「今回の結果も先程までと同じで、時間がない、という理由で断られた場合は、親しさが下がっていることが判明しました」


「また、お金がない、という言い訳は信じてもらえたのですが、時間がない、という言い訳を信じてもらえないことも確認されました」


「時間がない、という言い訳は好感度を下げます。本当に時間がない場合でも、言わないように気を付けましょう」


「研究者によると、時間を言い訳にしてはいけない理由は、時間はコントロールしやすいから、だそうです」


「お金と時間を比較した場合、時間のほうが個人の能力で制御できると思われています」


「そのため、『時間がないのは嘘だ、誘いを断るための言い訳だ』と思われるようです」


「ちょっと頑張れば時間くらい作れるだろう、と思われるってことです」


「対して、お金の場合、どうしようもないです。すぐにお金を用意するのは難しいです。そのため、仕方ないと諦めてくれるみたいです」


「まさか『借金してでも来い!』なんて言えるはずもありまえん。安心して言い訳に使ってください」


「ここで問題になるのが、お金を出してくれる存在がいる場合です」


「せっかく、上手にお誘いを断ったても、立て替えてくれる人がいたら台無しです」


「安心してください、研究者はそんあ場合も想定しています」


「その際は、気力が湧かない、と言い訳してください」


「お金がないという言い訳と同じような効果があります。人間関係にヒビが入ることがありませんので、安心してご利用ください」


「また、お金の話題を出すのが嫌な人も使えます」


「同じ言い訳をしていると疑われますので、場面場面に合わせて使いこなしましょう。そして、行きたくない集まりには不参加を決め込みましょう」


「行きたくない集まりに参加するのは時間の無駄遣いですよ、という所で今回のまとめに入りたいと思います」


「研究者は、お誘いを断る文句として、時間がないとお金がないについて調べたよ」


「すると、時間がないと断るのは最悪だったよ」


「相手の好感度を下げてることになるよ」


「断るときはお金がない、って言おうね。気力が湧かない、でも可だよ」


「とにもかくにも、時間がない、っていう言い訳は最悪です。絶対に使わないようにしましょう」


「もし、仮に、読者様が本当に嫌な相手から誘われているのなら、時間がないという言い訳のほうが有効かもしれませんね」


「まあ、知識をどう使うかは読者様の自由です。悪用するのも一つの手です」


「ということで、今回は『行きたくないパーティを断っても嫌な顔をされない言い訳とは?』でした。知識の足しになれば幸いです」


「ありがとうございました。高評価、コメント、リクエスト、お願いします」


「次回の『どうしてスポーツの試合内容は覚えていられるのか?』で、会おうね! 目指せ、知識の完全制覇。バイバイ」



参考文献

Communicating Resource Scarcity

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