227_【生産性アップ】休憩を最大化する方法 #リラックス #生産性
「ドイツのヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテは『詩集』にて『愛よ、お前こそはまことの生命の冠、休みなき幸』と述べています。愛が生きる糧になっているのでしょう」
「やっほー、人生よくなってる読者様。使える知識をお届けする世界一の美女サクラです! 今回は『【生産性アップ】休憩を最大化する方法』のお話をしますよ」
「では、よろしくお願いします」
「読者様は休憩時間にどのような方法で体を休めてますか?」
「え? 『普通に椅子に座っている』ですか。なるほど、ありきたりですね」
「では、その方法が本当に最適な休憩法法だと思いますか? 他にもっと休める方法はないのでしょうか?」
「ということで、オーストリアのウィーン医科大学の研究者は普通に休憩するのと、別の方法で休憩するのとどちらがより休憩に適しているのか調べてくれました」
「読者様もありませんか? 休憩したのに休憩した気にならなかった経験は?」
「それは、休憩法法が間違っていたからかもしれません!」
「研究者は学生を66人集めて、講義を受けてもらいました。そして、講義の合間に様々なパターンで休憩してもらいました」
「実験の期間は4週間。学生には講義を午前か午後に合計4時間受けてもらいます」
「具体的なスケジュールは、最初に120分の講義、15分の普通の休憩、45分の講義、特別な休憩、20分の講義、45分の講義となります」
「特別な休憩の時に実験を行いました」
「その①、エクササイズ休憩」
「その場でランニングをしたり、ジャンプ運動をしたり、ストレッチをして休憩時間を過ごします。休憩時間は12.4分です」
「その②、リラクゼーション休憩」
「体の足、腕、呼吸、などの各部位や機能に注意を向け、そこで発生する感覚を観察するボディスキャンを行いました。親切なことにガイド付きです。休憩時間は11分です」
「その③、普通の休憩」
「椅子に座ったまま、楽な姿勢を取ってもらい休憩してもらいました。椅子に座っていれば、何をしていても構いません。スマホもOKでした。休憩時間は10分です」
「その④、休憩なし」
「制御条件として、休憩なしで講義を受け続ける実験が行われました」
「そんな感じで、普通に休憩した時と体を動かすような休憩をした場合で、その後のパフォーマンスに違いが出ないか調べたのです」
「さて、読者様はどう考えますか?」
「休憩中に運動するなんてもっての他、休憩になるはずない、と考えますか? 運動したら休憩にならないのでしょうか?」
「休憩は座っているのが一番。ダラダラ過ごすのが一番体を休めることができるのでしょうか?」
「瞑想にはストレスの低減効果があるから、ボディスキャンが一番でしょうか?」
「それとも、集中力を途切れさせないためにも、休憩なしでぶっ続けで講義を受けるのが一番でしょうか?」
「結果はですね、エクササイズ休憩が一番でした」
「エクササイズ休憩を行った学生は中期間に渡って、活力が上がって、疲労感も減少していました!」
「しかも、気分も改善していました」
「つまり、休憩中に体を動かすのが一番なんです」
「同じ姿勢のまま居続けると体は強張ります。適度に解してあげることが大事なんです」
「だからと言って、他の休憩法法が効果がないわけではありません」
「休憩なしのグループに比べたら、リラクゼーション休憩や普通の休憩でも活力の回復と疲労感の軽減に効果がありました」
「しかし、効果は休憩後から20分程度と、短期間しか持続しませんでした。残念です」
「読者様も休憩中は椅子に座ってスマホを触ってませんか? それでは休憩になりませんよ」
「休憩後もバリバリ働きたいのなら、体を動かすのが一番です。是非、運動しましょう。Let's exercise」
「研究者によりますと、6分~7分の短時間の身体活動、もしくはリラクゼーションで効果があると言っています。活力を増やし、倦怠感を減少させ、普通の休憩以上に体を休める効果があるそうです」
「また、エンゲージメントや生産性を高める効果もあるそうです」
「メンタル的にきつい仕事の前に、エクササイズ休憩やリラクゼーション休憩をすると倦怠感を減らして従事できるとも述べています」
「是非、ご活用ください」
「いやはや、休憩というのは単に体を休めるだけが目的じゃないみたいです。活力を高めたり、メンタルを強化したりと、様々な副産物があるようです」
「ダラダラ仕事をしないためにも、休憩時間は有効活用したいですね」
「休憩の仕方一つで、その後のパフォーマンスが大きく変わるのだ、と述べた所で今回のまとめです」
「学生を集めて講義を受けさせたよ。その講義の合間に様々な方法で休憩してもらったよ」
「すると、休憩中にエクササイズをしたグループは、活力が上がって、疲労感が減って、気分が改善していたよ」
「休憩なしに比べたら、普通に休憩したり、リラクゼーションを取り入れた休憩でも短時間は効果があったよ」
「最大効率で休憩したいなら、体を動かすのが一番だよ」
「適度な運動は血行をよくしてくれます。血の巡りがよくなれば、体の隅々まで栄養が届けられます。そのため元気百倍になるのでしょうね」
「先行研究でも、10分~15分の早歩きは活力を上げたり、疲労感を減らすことが証明されています。今回の結果はこれらを裏付けとなりました」
「今回の実験は休憩という短時間の合間に行うものでした。私としては、これは休日や休暇という長い休みでも当てはまると考えます」
「休日に家でダラダラ過ごして、翌日に学校や仕事に行くのがしんどいと感じた経験はありませんか?」
「休日に活力を増やしたり、疲労を抜くことができなかったからと考えられます。ですので、休日に体を動かして、翌日の億劫さをなくしましょう」
「憂鬱な月曜日の朝を迎えたくないですよね」
「運動をして、月曜日の朝の憂鬱さを吹っ飛ばしましょう!」
「ということで、今回は『【生産性アップ】休憩を最大化する方法』のお話でした。読者様の人生の潤いになれば嬉しいです」
「最後まで、ありがとうございます。高評価や応援コメント、お願いします」
「読者様が『こんなことが知りたい』というリクエストも受け付けてます!」
「次回の『体重を記録するだけで、太らなくなる』で、お会いしましょう!」
「もしくは、読者様が気になるお話でもいいですよ。目指せ、知識の宝物殿。バイバイ」
参考文献
Comparison of rest-break interventions during a mentally demanding task
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