224_テスト前の15分でテストの点数が上がる【成績アップ】 #勉強 #頭脳
「アメリカ合衆国の第35代大統領のジョン・フィッツジェラルド・ケネディは『知識が増すほど、われわれの無知が明らかになる』と言いました。そう、知識がある人ほど世界には知らないことが多すぎる、と嘆きます」
「やっほー、読者様のプラスになる知識を提供する世界一の美女サクラです! 今回は『テスト前の15分でテストの点数が上がる【成績アップ】』のお話をしたいと思います」
「では、よろしくお願いします」
「読者様はテスト前にどのようなことをしていますか?」
「このテスト前の期間の使い方によって、テストの成績は大きく変わります」
「え? 『そんなことを言われても、何をしたらいいか分からない』ですか。安心してください、テスト前に何をしたらいいか、今から教えたいと思います」
「これで読者様の成績は鰻登りですよ」
「ということで、今回のお話はスタンフォード大学の研究を参考にさせていただきます」
「研究者はテストを控えている学生にテストの1週間前に、15分間テストについて考えるように求めました」
「どのようなことを考えさせたのかと言いますと、どのような勉強をするのか、効率的な勉強法は何か、参考書を有効活用する方法はあるか、テストでどれくらい点数を取りたいか、テストにどんな問題が出そうか、などです」
「テストを俯瞰するように指示したのです」
「要するにメタ認知です。メタ認知とは、自分の活動を客観的に捉えることです。自分の姿を第三者から見ているように認識することです」
「ゲームではキャラクターの後頭部を眺めながら操作することがありますよね。ああいう風に自分を空からの視点で眺めることです」
「少し難しいですが、自分を一歩離れた位置から観察するのがメタ認知と言えます」
「小難しいですが、学生たちに1週間前からテストを乗り切るための方法を考えてもらった訳です」
「さて、読者様はこんなことしてもテストの成績なんて上がるはずない、とお思いかもしれません」
「だって、テスト勉強をした訳ではないですから」
「ですが、これが効果抜群だったのです!」
「1週間前からメタ認知をしていた学生は、メタ認知をしなかった学生に比べて成績が一段階上がったのです!」
「アメリカの成績は「A+」「A」「A-」のように表記します。つまり、「A-」の人は「A+」に、「A」の人は「A+」になっていたのです」
「しかも、メタ認知を行った回数が多い学生ほど成績は上がっていました」
「どうやら、ゴールを明確にすること、勉強においてどのリソースを選択するか考えることが勉強の重要な要素みたいです」
「考えることによって、今まで漠然と使っていた教科書や参考書を効率的に使えるようになりました。勉強の効率が上がれば、テストで好成績を残すのも不思議ではありません」
「同じ勉強時間……いや、少ない勉強時間でもテストでいい点を取る人が読者様の身近にいたと思います。その人は、このような効率的な勉強をしていたから、読者様より楽にいい成績を残していたのです」
「読者様も常日頃から、このメタ認知をしてください。成績が上がりますよ」
「たとえば仕事なら、どのように仕事を進めるか、資料集めに何をするか、プレゼンでどのような反応をもらいたいか、などを仕事を始める前に考えてください」
「仕事以外にもメタ認知は役立ちます。読書でも可能ですよ。本を読む前に、どうして読むのか、読んで何を得たいのか、どの部分を読むべきか、などを考えると読書効率は上がります」
「読者様も何かと忙しい現代人でしょう。効率的に物事を進めて、時間を有効活用しましょう」
「言い忘れていたことがありました。メタ認知を行った学生はテストで受けるストレスが少なくなっていました」
「メタ認知はストレス対策にもなります。成績も上がって、ストレスもなくなる、まさに一石二鳥です」
「素晴らしいですね、メタ認知。たった15分で成績が上がるのです。しかも、今回の実験の期間は1週間です。これが1ヶ月、半年、1年と長くなれば、成績の開きは天と地ほどの開きになるでしょう」
「是非、読者様もお試しください」
「研究者もメタ認知の一番のメリットを語っています。それはーー」
「無料でできる!」
「そう、メタ認知は意識の問題なので、参考書を買ったり、家庭教師を雇う必要がありません。誰でもできる成績アップ法なんです」
「しかも、親や教師が子供に問いかけることで実践できます。子供に『どうしたら、もっと上手くできると思う?』『他の方法はないかな?』『他の子との違いは何かな?』などど、別の視点で考えるように促すことで、子供がメタ認知を覚えてくれます」
「子供の頃にメタ認知の癖がつけば、その子供は将来成功すること間違いなしです!」
「是非、読者様のみならず、家族や仲間を巻き込んでメタ認知を覚えてください。みんな仲良く成績アップしましょう」
「一人で勉強するより仲間と一緒に勉強した方が張り合いがあるよね、という所で今回のまとめです」
「学生にテストの1週間前からテストについて考えてもらったよ。どうやったら点数を取れるのか、好成績をどうして取りたいのか、参考書の効率的な使い方、などだよ」
「このような、自分の行動を把握することをメタ認知と呼ぶよ」
「そして、メタ認知を行った学生は成績が一段階アップしていたよ。やったね」
「読者様もメタ認知を活用して、成績を上げるといいよ」
「作業に取り組む前に15分間メタ認知を行ってね」
「巷には効果があるのかないのか不明な勉強法が溢れています。ですが、メタ認知は科学的に効果が証明されています」
「どこぞの検証もされていないような勉強法を実践するくらいなら、確実にメタ認知の方が効果があると思います」
「効果がある勉強法というのは意外と少ないです。他に有効なのは思い出すことです。これは以前に”005_最強の勉強法は思い出すこと!【アクティブリコール】”で紹介しています。よろしければ確認をお願いします」
「もちろん、『メタ認知なんかしらねぇ、俺は俺のやり方でやる!』という意気込みの読者様は独自の勉強法を試したらいいと思います」
「何を選ぶのかは読者様のご自由です」
「ただ、言っておきたいのは『思い出すこと』や『メタ認知』は科学的に効果が証明されています」
「…………ということで、今回は『テスト前の15分でテストの点数が上がる【成績アップ】』のお話でした。読者様の参考になれば、私はとても嬉しいです」
「最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございます。高評価や応援コメントはどんどんお願いします。待ってまーす」
「それでは、次回の『仲良くなりたい人がいれば夢の話をせよ』で、またお会いしましょう。バイバーイ」
参考文献
Strategic Resource Use for Learning: A Self-Administered Intervention That Guides Self-Reflection on Effective Resource Use Enhances Academic Performance
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます