145_自信が欲しいならオシャレをしよう #ファッション #自信

「フランスのファッションデザイナーでありシャネルの創業者ココ・シャネルの言葉を紹介しましょう。『美しさは女性の「武器」であり、装いは「知恵」であり、謙虚さは「エレガント」である』。女性の見た目を重要視していたのが窺えます」


「やっほー、人生よくなってるはずの読者様。タメになる情報をお届けする世界一の美女サクラです! 今回は『自信が欲しいならオシャレをしよう』のお話をしますよ」


「では、よろしくお願いします」


「読者様は自信がありますか?」


「え? 『全然ない』ですか。そうですか、そんな読者様に朗報です。簡単に自信をつける方法があります!」


「よかったですね」


「……………………ただ、女性限定です。男性の読者様、申し訳ありません」


「今回の研究はオーストラリアのニューサウスウェールズ大学が行ったものです」


「研究者はまず、平均年齢19歳の145人の女性を集めて、二つのグループに別けました」


「一つ目のグループには、研究室に自分がデートやパーティで使う服や靴、アクセサリー、化粧品などを持ち込んでもらいました」


「もう一方のグループには、自宅でリラックスしている時の服を研究室に持ち込んでもらいました」


「そして、両方のグループに持ち込んだ衣類に着替えてもらって、自己主張レベルと自分の色気について答えてもらいました」


「要は、準備万端の状態とリラックスしている状態で、自分の意見を主張するかどうか、自分がセクシーであるかないか、違いがないか調べたのです」


「さて読者様、女性は服装の違いによって、意見を変えると思いますか? もし、変えるのなら、オシャレをしている時ですか? それともリラックスしている時ですか?」


「また、オシャレをしているかどうかで、セクシーさが変化すると思いますか?」


「まあ、何となく読者様も理解していると思いますが、結果を述べます」


「女性はオシャレをしていると、自分の意見が言えるようになっていました!」


「どうでしたか? 予想通りでしたか?」


「女性はオシャレをしていると、自己主張のレベルが有意に高くなりました」


「それだけでなく、ポジティブな気分にもなっていました」


「自分の好きな服を着ているので、ポジティブになるのも当たり前ですね」


「また、自分をセクシーとも思うようになっていました。素っぴんに比べて、メイクをしているのですがら、セクシーと考えるのも当たり前です」


「ともかく、自分の好きな服装をしていると自分の意見を主張できるのです」


「自信がついたから、普段言えないことも言えるようになるのです」


「ですが、今回の実験は研究室で行っていまして、本当にファッションによって自己主張のレベルが上がったのか懐疑的です。単に外向きの行動をしているだけかもしれません」


「研究者に見られながら、実験を行っていたのも関係があるかもしれません」


「そのため、研究者は自宅で自己主張レベルが変化するのか調べました」


「平均年齢21歳の女性40人をオンラインで集めました。被験者には、まず自己主張レベルを調べて、その時の自撮りを送るように指示がありました」


「まずはリラックスしている時の自己主張レベルの計ったのです」


「その後、デートやパーティに行く格好に着替えてください、と指示がありました。先に行った実験と同じで、自分の好きな服装やメイクをしてもらったのです」


「着替えが完了した後に、もう一度自己主張レベルを計りました」


「自宅で着替えていますので、誰に見せるのでもありません。本当にファッションによって、自己主張レベルが変化するのか分かります」


「さて結果はどうなったかと言いますとーー」


「やはり、自己主張のレベルは上がってました!」


「パチパチパチ……と拍手で終わればよかったのですが、今回の実験で自己主張レベルが上がったのは明示的な自己主張に限ります」


「簡単に言いますと、自己評価のことです。見た目、賢さ、創造性、誠実性、自己管理、活発、などをの項目を評価してもらいました。これらのスコアは改善していました」


「ですが、行動には影響がありませんでした」


「先の実験では、欠陥のある靴を返品するために店を訪れてクレームを言う、美容院に課題請求されたから説明を求める、車の整備が終わっていないのに届いた請求書に意義を唱える、などを実行するか聞いています」


「日常のトラブルに対して、自分の意見をはっきり言えるか確認していたのです」


「ですが、後の実験では結果はバラバラでした。上がっている人もいれば、上がってない人もいました」


「なので、人によっては効果があるかもね、といった感じです」


「ともかく言えるのは、自己評価が上がることは間違いありません」


「尻窄まりな感じになった所で今回のまとめです」


「女性を集めて、オシャレをしている時とリラックスしている時で、自己主張レベルを計測したよ」


「すると、オシャレしているほうが自己主張レベルが上がっていることが判明したよ」


「日常で起こる理不尽に対して、自分の意見を言えるようになっていたよ」


「女性の読者様も自信が欲しい場合は、仕方なく着ている服から自分の好きなファッションに変更しようね」


「会社では女性もスーツ着用があります。これでは、自信が出てきません。もったいないです」


「好きなファッションをさせて、自信を持ってもらえれば、自ずと仕事の成績もアップするに違いありません」


「会社を経営している読者様は女性の服装を自由にさせてあげたほうが、業績が上がるかもしれませんよ」


「特に大事なプレゼンでは好きなファッションで挑むのもありです。自信満々なプレゼンで、取引先からいい結果をもらいましょう」


「え? 『会社が厳しくて、服装が自由にできない』ですか。それなら、バレなきゃ問題なしです。アクセサリーやメイクで自信アップしましょう」


「それに、下着も立派なファッションです。勝負下着だって立派な戦術です」


「ただ、服装も自由に選べない会社は辞めた方がいいと思います。そんな器の小さい会社はすぐに行き詰まるでしょう。未来のない会社にいるより、もっと自由な会社に転職したほうが読者様のためです」


「まあ、最終的には読者様が好きに決めるのが一番です」


「今回の実験は女性を対象にしたものですが、男性でも似たような効果は期待していいと思います。ファッションによって気分が上がるのは何も女性の専売特許ではありません」


「全読者様に告げます。好きなファッションをして、自信をつけましょう!」


「ということで、今回は『自信が欲しいならオシャレをしよう』のお話でした。読者様の人生の潤いになれば嬉しいです」


「最後まで、ありがとうございます。高評価や応援コメント、読者様が知りたい情報のリクエストも待ってまーす!」


「次回の『最強の美肌食材が判明したかも?』で、お会いしましょう!」


「もしくは、読者様が気になるお話でもいいですよ。バイバイ」



参考文献

In the context of romantic attraction, beautification can increase assertiveness in women

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る