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110_ニキビに本当に効く治療は何なのか調べたのか？ #美容 #健康 #見た目

「人の悩みは尽きません。ですが、悪いことばかりでもなさそうです。『悩みによって始めて知恵は生まれる。悩みがないところに知恵は生まれない』byアイスキュロス」

「やっほー、賢明なる読者様。読むだけで人生よくなる知識を提供する世界一の美女サクラです！　今回は『ニキビに本当に効く治療は何なのか調べたのか？』のお話をしたいと思います」

「では、よろしくお願いします」

「読者様はニキビに悩まされていませんか？」

「私も昔はニキビに悩まされてたことがあります」

「そんな時はメイクで誤魔化したりしていました。単純に人と会う機会を減らしたりもしました。懐かしい思い出です」

「なぜ、ニキビの話をしたのかと言いますと、オランダのラドバウド大学医療センターがニキビ治療に本当に有効な方法を調べてくれたからです」

「ありがたや、ありがたや。ニキビに悩む全人類の救世主でございます」

「研究者は2000年~2017年に公開された研究を1467件集めて、その中でも研究内容がよかった33件の研究に絞って系統的レビューを行いました」

「系統的レビューとは、システマティックレビューとも呼ばれています。文献を余すことなく調査してデータの偏りをなくして、分析する手法です。明確な問題に対して、適切な選択や評価を出すことができます」

「33件の研究から1404人のデータを分析しました」

「具体的にどんな治療法を調査したのかと言いますと、レーザー治療、光治療、ケミカルピーリング、針治療などです」

「ニキビ治療にはたくさんの種類があるんですね。私も今回初めて知りました」

「あまり苦労しなかったから、詳しく調べていなかったのです。やはり、必要にならないと情報って集まりませんね」

「私の事情は横に置いて、読者様はどんな治療法がニキビに有効だと思いますか？」

「ただし、今回の研究では内服薬による有効性は確認していません。抗生物質への耐性を高めたり、副作用のリスクがあるため除外されました。望ましい結果が得られるとは限らない、という理由のようです」

「研究者的には薬による治療はオススメしていないようです」

「分析の結果、強力な効果として上がったのはグリコール酸でした！」

「グリコール酸って何？　と疑問をお持ちの読者様も多いかと思われます」

「グリコール酸とは、ケミカルピーリングで使用される薬剤の一種です。サトウキビ、テンサイ、パイナップルなどに含まれる成分です。スキンケアに使われることも多いです」

「肌のターンオーバーも早めてくれる、肌質を改善するのに打ってつけです」

「ケミカルピーリングは、肌に薬剤を塗布して、肌表面についている古い確執を取り除く治療のことです」

「その際にグリコール酸を使用すると、効果が高いみたいです」

「ただ、グリコール酸は10%~40%のものがよかったそうです」

「有効だからといって何も考えずに使用するのはやめてください。使いすぎは肌荒れの原因になります。専門家とご相談の上、ご使用ください」

「日本ではグリコール酸の濃度が3.6%を越えると劇物となっています。不用意な使用は身を危険に晒しますよ。……あれっ？　この方法使えなくね……」

「次にですね、そこそこ効果が得られた治療法も判明しました。アミノ酸、インテンスパルスライト、ダイオードレーザーの3つです」

「アミノ酸はケミカルピーリングですね。患部にアミノ酸が含まれる薬剤を塗布する治療です。濃度は20%~60%だそうです」

「インテンスパルスライトは、コンデンサを用いて極短時間の光を当てて、治療する方法です。光治療の一種で脱毛や皮膚治療の際に使用されます」

「ブルーライトで殺菌作用、レッドライトで抗炎症作用が期待できます」

「光の波長は400nm~700nm、もしくは870nm~1200nmがいいそうです」

「次にダイオードレーザーは、レーザー光を当てて熱によって治療する方法です。ニキビ菌を殺菌してくれるので、ニキビの治療にも有効です」

「肌のターンオーバーも期待できます」

「波長は1450nmがいいみたいです」

「他にも、パルス色素レーザーという治療法があるのですが、これは矛盾する証拠が出てきました。いい結果と悪い結果が出ました」

「要は、有効なのか効果がないのか、よく分からん。です」

「積極的に選ぶ必要はないかと思われます。他に有効な方法がありますので、まずはそちらを試しましょう」

「研究者はマイクロニードリングについても調べました。非常に細かい針を使って皮膚の表面に微細な穴を開けます。すると皮膚は傷を治そうとします。肌が持つ本来の修復機能を利用して、肌質を改善する治療法です」

「原理としては筋トレの超回復と同じです。傷ついた筋肉が回復すると、元より大きくなる、アレです」

「ただ、分析できた研究が2件と少なく、データが不足しています。効果は断定できませんでした」

「数は少ないですが、どちらの治療もニキビが減少したと示されています。それに重篤な副作用も確認されていません」

「まあ、お好みで判断してください。悪い結果が出ていないので、効果があるかもしれませんし、ないかもしれません」

「たまたま、いい結果の研究だっただけかもしれません。数が少なすぎで偏りを排除できません」

「私は皮膚の専門家ではありません。ぶっちゃけ、個別の治療法の効果なんて知りません。読者様に合う治療法も分かりません」

「ここで『あーだ、こーだ』悩むより、専門家に相談した方が早いです。なので、ニキビに悩んでいる読者様はサクッと病院に行きましょう」

「専門家に丸投げした所で、今回のまとめです。研究者がニキビに本当に有効な治療法を分析してくれたよ」

「すると、グリコール酸が最も有効みたい」

「アミノ酸、インテンスパルスライト、ダイオードレーザーはそこそこ効果があるみたい」

「パルス色素レーザーとマイクロニードリングは効果不明なので保留です」

「今回のお話を盲信することはやめてください。あくまで参考程度に留めてくださいね。私は責任を持ちませんので」

「それに、研究者は『それぞれの研究の質が低い』と述べています。ニキビ治療にはこれだ！　とハッキリ断言するのも難しいです」

「やはり、参考程度に留めておいてください」

「人によって合う、合わないもありますので、可能性を狭めることがないようにお願いします」

「最後に、モヤモヤする言葉を残して申し訳ありませんでした」

「ということで、今回は『ニキビに本当に効く治療は何なのか調べたのか？』のお話でした。読者様の知識になれば幸いです」

「お付き合いいただきまして、ありがとうございます。高評価や応援コメント、質問やリクエストも待ってまーす！」

「次回の『明るい部屋で寝ると太りやすいぞ！』で、お会いしましょう」

「もしくは、読者様が気になるお話でお待ちしております。バイバイ」

参考文献

The efficacy and safety of non-pharmacological therapies for the treatment of acne vulgaris: A systematic review and best-evidence synthesis