096_【ビッグデータで攻略】マッチングアプリで本当に出会える方法 #恋愛 #人間関係 #印象

「出会いとは、運命なのでしょうか? それとも偶然なのでしょうか? ああ、私にも出会いをお願いします」


「やっほー、賢明なる読者様。読むだけで人生よくなる知識を提供する世界一の美女サクラです! 今回は『マッチングアプリで本当に出会える方法』のお話をしたいと思います」


「では、よろしくお願いします」


「近年では、男女の出会いの場はオフラインからオンラインに移行しています」


「読者様の中にもオンラインで友達を作ったり、恋人を作ったりしていることでしょう」


「ですが、毎回毎回希望の相手と出会えるわけではありません。気に入った相手がいても、相手から袖にされた経験もあることでしょう」


「読者様もあの手この手でマッチング率を上げようと画策していることかと思います」


「ですので、今回はマッチングサイトのビッグデータを分析して判明した、本当に出会える方法についてお話ししたいと思います」


「心して聞いてください」


「今回の研究は、ロンドン大学が行ったものです。研究者は約4000件のデータから、86件のマッチングサイトを調査してくれました」


「いやはや驚きです。世の中にはこんなにも出会いを求めている人がいるのですね。マッチングサイトの数から窺えます」


「分析の結果ですね、たくさんのことが判明しました」


「まずは名前ですが、遊び心のある名前だとマッチングの成功率が上がるそうです」


「逆にネガティブな印象のある名前をつけるとマッチング率はよくありませんでした。背が低い、太っているなどの言葉控えましょう」


「ニックネームを登録するサイトでは遊び心を忘れずにお願いします」


「男性はですね、肉体の特徴を表す単語に惹かれるようです。Blondie、Cutieなどだそうです。日本なら、黒髪やかわいい、といった言葉をもじるとよさそうです」


「女性は、知性を感じる名前を選ぶそうです。Culturedなどのようです。日本なら勉強だとか、学習だとかがいいかもしれませんね」


「名前のもじりが日本でどこまで通用するかは不明です。実際の効果は読者様が試して、確認してください」


「名前にはもう一つ、大事なことがあります。それはリストの先頭に来ることです」


「検索した際にリストの最初に来ると選ばれる確率が上がります。目につきやすい分、選ばれる確率も上がる。とてもシンプルな理屈です」


「わざわざスクロールするのも面倒です。それに、一番上に表示されるだけで、条件に合致していると思いがちです」


「読者様もウェブで検索した時に一番上に表示されるページを閲覧しませんか? 自分が選ぶ際は気を付けましょう」


「海外ならアルファベット順、日本なら五十音順に並ぶことが多いです。検索の真っ先に出てくるように改名しましょう」


「マッチングサイトで印象を決めるのは、写真です」


「手抜き写真では出会えるものも出会えなくなります。力を入れてください」


「何が大事かと言いますと、やはり写真では笑顔が一番でした」


「目がしわくちゃになる本物の笑顔が好印象の第一歩です。そして首を少し傾けるのも効果的です」


「女性の場合は、赤い服を着ると魅力が上がるみたいです。一枚くらいは用意しておきましょう」


「写真とくれば、次はプロフィール欄です。これはシンプルな内容が好まれました」


「難しい言葉は使わない簡潔な文章がグッドです。知らずに難しい用語や専門用語を使っていたら、言い換えましょう。それだけで相手を惹き付けられます」


「研究者はプロフィール欄の内容についても言及しています。7:3が大事です」


「読者様は『何が?』と思われたことでしょう」


「これはですね、自己紹介が7、相手の条件が3です」


「多くの人がプロフィールは自分の紹介だけで終わります。それでは相手からの返信を望めません」


「私は、○○な人がいいです。とはっきり宣言した方が返信してくれます」


「気を付けないといけないのは、学歴です。あまり学歴を書くと好感度が下がります。性格や趣味などをユーモアを交えて書くのが一番です」


「読者様も今一度、プロフィールを確認してはいかがでしょうか?」


「この研究では最初のメッセージでは何をすればいいのか、も調べてくれています」


「ありがたいですね。これでマッチングアプリは怖くありません」


「で、最初にすべきことは、『私のプロフィールの何に惹かれましたか?』と質問するといいそうです。そして相手からの質問は時間を空けずに返信することです」


「最初にお互いに個人情報を交換していると、上手くいく確率が高まります」


「特にユーモアを交えていると、相手が楽しんでくれます。お堅い文章はやめて、少し砕けた文章を心がけましょう」


「最後に注意したいのが、嘘です」


「人には他人からよく見られたい願望があります。何より、モテたいがために嘘の情報を書くことがあります」


「嘘のプロフィールに騙されたら、時間がもったいないです」


「ですが、安心してください。研究者は対策を考えてくれています」


「まずですね、大きな嘘を書くことは少ないということを念頭に置いてください」


「というのも、オンライン上に嘘を書くと証拠が残ってしまいます。そのため、巡り巡って嘘が自分の首を絞める可能性があります」


「リスクがあるので、大袈裟な嘘は書かないのです」


「では、どんな項目で嘘を書くのかといいますと、仕事や資格です。気を付けてください」


「気を付けて、と言われて嘘が見抜けるなら苦労はありません。プロフィール欄だけで嘘を見抜くのは不可能に近いです」


「なので、テレビ電話をしてください。気になる部分を相手に直接質問してください」


「相手が嘘をついていたら、考える時間が増えたり、ジェスチャーが減ったり、突然止まったりします」


「訓練でもしていなければ、現在進行形で見抜くのは難しいです」


「え? 『なら、意味ないじゃないか』ですか。いいえ、そんなことはありません。見返せばいいのです」


「科学技術を使いましょう。テレビ電話を録画して、後から不審な点がないか見返せばいいのです」


「これなら簡単です。訓練なんて必要ありません」


「嘘ばかりに気を取られてもダメですよ」


「相手が好意を示してくれているのに、嘘はないか疑ってばかりだと不信感を与えてしまいます」


「相手の表情がコロコロ変わったり、手の動きが多かったり、頷く回数が多いのは好意を抱いている証です。これらのヒントも逃さないようにしましょう」


「人には必ずマイナス面とプラス面があります。どちらか一方だけを見て判断しないでください。総合的に判断してくださいね」


「それでは今回のまとめです。マッチングサイトを複数調査したら相手と出会える人の特徴が判明したぜ」


「名前は遊び心があるとよいぞ。また、リストの上に来る方が選ばれやすいぞ」


「写真は笑顔が一番。目がしわくちゃになる笑顔の写真を撮ろうぜ」


「プロフィール欄はシンプルがいいぞ。難しい言葉は使わないように」


「プロフィールの内容は自己紹介が7割、相手に求める条件が3割の割合で書くこと」


「メッセージを交換するようになったら、お互いに自分の情報を開示すること」


「メッセージには嘘の可能性があるので、騙されないように気を付けよう」


「マッチング率を上げる方法は色々あるみたいなので、読者様も必要ならば活用してください」


「それとですね、メッセージを交換するようになったら、対面のコミュニケーションに早めに移ってください」


「どうやら、メッセージを交換してから、実際に会うまでの時間が6週間よりも、3週間のほうがいい結果が出ているそうです」


「メッセージを交換できるようになって安心していたら、いつの間にかそっぽを向かれていた、なんて不幸は求めてません。笑い話にもなりません」


「賢明なる読者様がピエロにならないことを祈っています」


「ということで、今回は『マッチングアプリで本当に出会える方法』のお話でした。読者様の知識になれば幸いです」


「お付き合いいただきまして、ありがとうございます。高評価や応援コメント、質問やリクエストも待ってまーす!」


「次回の『ユーモアセンスで勝つのは誰だ?』で、お会いしましょう」


「もしくは、読者様の気になるお話でお待ちしております。バイバイ」



参考文献

An evidence-based approach to an ancient pursuit: systematic review on converting online contact into a first date

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