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035_カップルの満足度を高めて、関係を長続きさせる要素とは？ #恋愛

「やっほー、読者様のプラスになる知識を提供する世界一の美女サクラです！　今回は『カップルの満足度を高めて、関係を長続きさせる要素とは？』のお話をしたいと思います」

「では、よろしくお願いします」

「読者様に恋人はいますか？　その相手との関係は長続きしていますか？」

「今回の研究はですね、11196組のカップルの関係性を機械学習で分析して、どのような関係だと長続きするかを調べた研究になります」

「どうですか？　知りたいですか？　それとも知りたくないですか？」

「まあ、読者様がどっちでも私がお話しするのには変わらないのですが……」

「こういったデータを知っていると、人間関係の観察が楽しくなりますよ。また、物語のカップルが実は上手くいっていないのでは、という考察もできます。是非、最後までお付き合いお願いします」

「では、早速お話しします」

「今回の研究はウェスタン大学による研究です。研究チームは43件のデータセットを集めて、11196組のカップルの情報をランダムフォレストと呼ばれる機械学習で分析しました」

「ランダムフォレストは、系統樹のように情報を細かく分類して、まとまったら多数決を取ります。いろんな情報から多数決を取るので、全体の精度が高くなる特徴があります」

「出力した結果が比較しやすい、データが多くても高速で演算ができる、などの特徴もあります」

「ざっくばらんにまとめると、大量の情報を高速で多数決を取る、というものです。まあ、本題にはあんまり関係ないので、スルーで大丈夫です」

「これで、カップルの満足度に影響を与えているのは何か、がわかる寸法です」

「カップルが満足していたら、破局する理由がありません。なので、カップルが長続きする理由でもあります。シンプルな論理です」

「分析の結果わかったのは、個人的な特徴よりもパートナーとの関係が恋愛の満足度を決定してたようです」

「個人的な特徴は、年齢や収入、性格などです」

「これらの要素はカップルの満足度の21%しか影響しませんでした」

「……『しか？』。カップルの影響の5分の1は、『しか』でしょうか、それとも『も』でしょうか」

「この判断は読者様に委ねましょう。データを見る限り、パートナーのルックスや、性格、収入は全体の5分の1の影響です」

「意外と個人的な特徴は見ないものです。たまに彼氏に求める条件として、イケメン、高身長、お金持ちなどを上げる女性がいますが、嘘かもしれませんね」

「嘘でなくても、割合は大きくないと思われます」

「ちなみに、分析したデータの出所はアメリカ、カナダ、スイス、ニュージーランド、オランダ、イスラエルからです。日本との文化の違いも少しは考慮する必要がありそうです」

「データ云々に関わらず、考えてみれば当然の結果です。どんなにパートナーがお金持ちでも性格が合わなければ別れます。どんなに絶世の美女でも性格が最悪でお金使いが荒い女性も、男性からしたら、ノーサンキューでしょう」

「お互いに尊重し会える関係が、カップルの関係を長続きさせるのは自明の理です」

「では、どれくらい影響を与えるのか、実は45%です。およそ半分です」

「つまり、カップルの半分は理想のパートナーじゃなくても、パートナーとの関係が上手くいっていると満足するのです」

「美女と野獣のようなカップルが成立する理由でもあります。パートナーの顔や収入が口では大事と言いながら、実はパートナーとの関係を重視するのです」

「どのような要素がパートナーとの関係に影響を与えるかも出ています。数ある中で信頼のあるものを5個紹介します」

「まずは1個目、『パートナーのコミットメント』です」

「パートナーが自分に対して何をしてもらっているか、です。一方的な関係は長続きしません」

「お互いに尊重して、お互いに思いやりがあると関係は長続きすることでしょう」

「では、2個目、『感謝』です」

「当然ですね。パートナーのために何かをしてあげて、その後に感謝の言葉がないと、遣り甲斐がなくなります」

「プレゼントしても『ありがとう』の一つもない、家事を手伝っても『助かった』の一言がなければ、パートナーを思いやる気持ちがなくなります」

「パートナーにはこまめに感謝を伝えましょう」

「3個目、『性的満足度』です」

「なんだかんだ言って体の関係は大切です。お互いに気持ちよくなれてこそ、関係がよくなります」

「恥ずかしがらずに、何が気持ちいいかパートナーと話し合いましょう」

「4個目、『パートナーの満足度』です」

「『自分はパートナーを幸せにしている』『パートナーは自分を幸せにしてくれている』、この感覚が大事です」

「カップルが一緒にいる理由はお互いに幸せになれるからです。パートナーを幸せにしている自信、もしくはパートナーに幸せにしてもらっている感覚がなければ、関係は長続きしません」

「今一度、パートナーを幸せにできているか、自分の胸に聞いてみてください」

「それでは最後、5個目、『対立』です。いわゆる喧嘩です」

「意外に思いましたか？　ですが、喧嘩は大事なんです」

「お互いに言いたいこと我慢しているの健全ではありません。お互いに言いたいことを言い合って、関係をよくするために話し合いをすることが大事なんです」

「パートナーの言い分だけを聞いて、自分の思いを心に秘めたままにしていると、いつか崩壊します」

「大事なのはお互いに言い合って、どうすればお互いに満足できる結果を得られるか話し合うことです」

「我慢は決して美徳ではありません。言いたいことを言ったら、必ずパートナーの言い分も聞きましょう」

「結局の所、相手がどんな人であるかより、パートナーとどのようになりたいか、が重要なんです。完璧なパートナーを見つけることに労力を割くより、今のパートナーとの関係をよくすることを考えましょう」

「では今回のまとめです。カップルが長続きするには個人の特徴より、パートナーとの関係性が大事です」

「特に関係に影響を与えるのは、

　1個目、『パートナーのコミットメント』。

　2個目、『感謝』。

　3個目、『性的満足度』。

　4個目、『パートナーの満足度』。

　5個目、『対立』。

　の5個となります」

「モテるためには自分の魅力を上げるのも大事ですが、既にパートナーがいる人は相手との関係性に気を配ってください」

「当然ですが、恋愛は一人ではできません。相手がいてこそ、始まるのです」

「自分だけ高みに上がって、パートナーを置いてけぼりにしては破局の原因です」

「読者様がパートナーとよりよい関係を築けると私も嬉しいです」

「ということで、今回は『カップルの満足度を高めて、関係を長続きさせる要素とは？』のお話でした。読者様の参考になれば、私はとても嬉しいです」

「最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございます。高評価や応援コメントはどんどんお願いします。待ってまーす」

「それでは、次回の『ジャンクフードはメンタルも悪化させちゃうぞ』で、またお会いしましょう。バイバーイ」

参考文献

Machine learning uncovers the most robust self-report predictors of relationship quality across 43 longitudinal couples studies